「恋とため息」園田side -Haru- ページ19
「おっつかれー！園田ちゃんだー。」
「武田さん、お疲れ様ですっ。」
ニコニコ顔の武田さんにつられて笑顔になる。
あれ？玉森さん、武田さんと同期だよね？
なぜか挨拶する気配もないし
よそ向いて缶コーヒープシュッて開けてる。
「昨日同期会で飲みすぎちゃってさー、気持ち悪くて昼メシ食えてないのよ。」
そんな玉森さんに構わず武田さんは
自販機にお金を入れてブラックコーヒーのボタンを押した。
「つか･･･、」
武田さんはコーヒーを一口飲んだ後
私と玉森さんを交互に見てる。
「やっぱ、おまえらって付き合ってんの？」
「え？」
「武田、いい加減にしろ。」
「だってめっちゃはしゃいでる声聞こえてきたし。仲良しなんだねー？」
･･･やっぱり誰が見てもそう見えるのかな。
それって玉森さんにも迷惑かかってるかも、
玉森さんも言い返すのを諦めたのか
仏頂面で私に「もう戻ろう」と言ってきた。
武田さんはそれでもお構い無しに面白そうに話し続ける。
「昨日の同期会の後、見ちゃったんだー俺。」
「行くぞ、園田ちゃん、」
でも、まだ武田さん話してるし、
玉森さんの背中を追いながら武田さんの顔を見てると
「北山部長と、安達ってできてんだね。」
･･････え？
「知らなかったー、玉森、知ってた？
早く部長に会いたくて昨日安達の態度悪かったのかなー」
武田さん、一人で喋ってるし。
玉森さんは驚いたように振り向いて武田さんの顔を凝視してる。
部長、安達さんと付き合ってたんだ。
･･･やっぱり。
嫌な予感て的中する。
「それ、本人に聞いたの？」
玉森さんがようやく口を開く。
「聞いてねーけど。抱き合ってたとこ見たの。決定的っしょ？」
じゃあねー、と硬直してる私に手を振って出て行く武田さん。
抱き合ってたんだ。
な、なんだ、やっぱりそうだったんだ。
でも事実を突きつけられると
そこに立ってるのがやっとで
「園田ちゃん？」って玉森さんに声をかけられて我に返った。
「大丈夫？ちょっと座ったら？」
「あ･･･はい、」
ポスン、とそこの椅子に倒れ込むように腰を下ろすと
玉森さんが真面目な顔で私を見てた。
「･･････失恋、か。」
「あ･･･そ、そうですね、あ、でも私なんて最初っから脈ナシですからおこがましいですけどっ、」
おかしくもないのに
玉森さんの前だからあははって笑った。
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Haru(プロフ) - nayuさん» nayuちゃんいつもありがとー💓💞北玉メインとか美味しかったよねー💓💞またそれぞれで書いていくのでよろしくお願いします(^^) (2021年11月17日 17時) (
レス) id: aded2e7013 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» そうなの！ひろみつさんをあえて平仮名にしたのを読み取れるmoraさんさすがー！読書感想文得意すぎっ、よっ！()お預けにしてごめんよー。ほんと、すんごいベットシーン書くつもりなのにさらっと終わったしいつもマテしてもらってごめん(笑)いつか必ずすんごいのを！！← (2021年11月17日 17時) (レス) id: aded2e7013 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» りーちゃん、いつも私達の気分を盛り上げて下さってありがとうございます💓💞またそれぞれで書いていきますが私もニイナさんのお話心待ちにして、私自身も頑張ろーって思ってます！重ね重ね、いつもありがとう😊 (2021年11月17日 16時) (レス) id: aded2e7013 (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - 完結おめでとうございます！お二人の作品大好きなのでこのコラボはすごく嬉しくて最高でした！やっぱり北玉最強だわー‼︎ (2021年11月15日 10時) (レス) id: 702b9a633d (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - ↓クダラナイ事書いてたら、肝心の完結おめでとうございますが文字数足りなくなりました… (2021年11月13日 23時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
x他1人 | 作成日時：2021年9月11日 15時
