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「さっきから気になってっけど抱き枕って何だよ?」
「朝起きたらみっくんいっつも私の事羽交い締めにしてんだもん。カラダ中カチコチの時あるよ。」
え?って顔してる。無自覚なの??
「私の存在価値はそこしかないの?ってちょっと思ってるだけっ。」
「・・・ちょっと待てって。そんなわけねえじゃん。
ってかさ、おまえいっつもオレより先にベット入ってんのにめっちゃカラダ冷たいからさ?温めてやってんだろ?」
「・・・そうだったの?」
「そうだよ。本来オレは大の字で寝たいのっ。」
いっつも先にベット入って布団温めてるつもりが全く効果なかったなんて。
そうだよね?みっくんて体温高いもん。
温かい人って心まで熱いんだよね?
そうやっていっつも私の事考えてくれてたの?
そういや今目が覚めたのだってもしかしてみっくんに抱きしめて貰ってなかったからじゃない?
「・・・みっくん、毎日私の事温めてくれてありがとう。」
「で?これでペットに絞られたわけか。」
「・・・ペットならもっと可愛がるよね。。。」
ジト目で言ったらあちゃーって顔してるし。
でもでも
「こんなにほっとかれるなら私みっくんのペットになりたいよ・・・。」
つい本音がポロっと出ちゃった。
小さいモルモットみたいになってみっくんの胸ポッケにずっと入れててもらいたい。
あー!ってワチャワチャ髪の毛ぐちゃぐちゃってしてる。
「・・・マジこんな事言わせてオレ最低だな・・・。」
ソファーに項垂れて戻って来なくなっちゃった。
こんなに落ち込んでるって事は?
私まだこの家にいていいんだ。
無自覚で私の事目も合わせてないわけね。
それはそれでだいぶ複雑なんだけどな・・・。
忙しくて彼女構う暇なんてないのは理解しなきゃいけないんだよね・・・。
ソファーに項垂れてたみっくんがゆっくり起き上がって来た。
「っつかさ。定期的にそういうのぶっ込んできてくんなきゃ、オレ同じ事繰り返すかも。」
・・・自分の事よくわかってんじゃん。
ジロって睨む私に
「だから急に出てくとかマジ勘弁して?
そうなっちゃう前に絶対オレに言えよ?」
「言ったら優しくしてくれるの?」
「善処する。」
「何それ?ムカつく!」
「だって優しくってどうすりゃいいのかわかんねえんだよ。どうして欲しいわけ?」
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Haru(プロフ) - 美紀さん» 美紀ちゃん♪ここは皆さんが投稿してくれる所なので良かったらボードかメッセ欄から送って頂けたら嬉しいな(^^) (2018年5月2日 10時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - はるちゃんって呼んでもいい (2018年5月1日 18時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 美紀さん» 美紀ちゃん♪良かったらまたコメントしてね(^^)待ってまーす! (2018年4月15日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんタメでいいよ美紀敬語とかいやだから作者さんが良ければ仲良くなりたいです友達兼ネッ友から美紀か美紀ちゃんって言われてるけど好きに呼んで (2018年4月15日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - 美紀さん» オール担の方に最高って言って貰えて幸せです♪ありがとうございます!嬉し過ぎますっ!コメありがとうございました! (2018年4月14日 20時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2018年2月11日 22時