まえあしの恋する彼女達

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「うん。もう出てくなんて言わないから、みっくんも拘束してるなんて思わないで？」


私こんなに素敵な家で暮らせて幸せだよ？って言ったらそっかって優しく微笑んでくれた。


昨日とはまるで違う穏やかな気持ち。


昨日はどん底で世界終わりかけてたもん。


あれ？お腹痛い･･･。。。


お腹抑えてる私にお構いなしにみっくんのキスが降ってくる。


うーん。痛いから集中出来ない。。。


「ん！！」

キスしながら目見開いて叫んじゃった！


びっくりしたみっくんを押しのけてトイレへ駆け込む。


あー。やっぱり生理来てるよ。。。


どうりで世界どん底だった訳だわ。


来た瞬間から楽観的になる私。


「どした？」


ベットに戻ると心配そうに顔のぞき込まれる。


「ごめん、みっくん月イチのモノが今来ました。」

ええ？って露骨に残念がってる。だよね？


今まで私達キスはおろかそっちの方もだいぶご無沙汰だったし･･･。

昨日もそんな雰囲気になったんだけどあまりにも深夜で眠くて断念したんだ。


「え？昨日言ってた月イチって･･･？」


今納得行ったみたい。


なるほどなって妙に感心してるし。


「ちょっとカレンダーに予定日書いといてよ？ナイーブディって。」


「･･･バカにしてるでしょ？」


「違うよ。Aを手放さない対策が立てられんだろ？これで。」


どんだけ建設的な考え方よ？

人の周期で感情コントロールしないでっ！って思ったけど･･･。


いや、逆にコントロールしてもらった方が楽かも。


書いといたら生理前優しくしてもらえるんでしょ？


いいかもっ。


無言でカレンダーに書き込みに行ったら真剣に分かったって言ってるみっくんに来月から期待しなきゃっ。


「･･･結局みっくんてすごい優しいんだよね。」

懸命にカレンダーを手帳に書き写してるみっくんが可愛くてしょうがなくなった。


「だろ？手放したら損すんのおまえだかんな？」


なんか昨日からみっくんのオレを捨てないで感が半端なくて笑える。


生理前の力を借りてでもちゃんと自分の気持ち話せて良かった。


みっくんがこんなに私の事必要としてくれてるってのが痛い程分かったから。


寝っ転がってる私のお腹に手を当ててまたギュッって抱きしめてくれる。





みっくん？今日も良く眠れそうだよ。





みっくんに恋する彼女


続く



次回はたいぴーです♡

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