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「酔っちゃう前にシャワーしてこよっかな。」
ワイングラスを空にして立ちあがる優子さん。
なんだか隣りが寂しくなってその腕を取ってみる。
「･･･あとでよくね？」
「嫌よ。する前は体洗いたいって何度も言ってるでしょ？」
「･･････はいはい、」
知ってるけど。
いい雰囲気のとこ、一人にされるとな･･･。
一気に現実に戻るこの瞬間がたまんないのよ。
俺はこれから"客"を抱くんだ、って。
はぁ、とため息をついてしまった俺に
待っててね？とバスルームに向かう優子さん。
お互い、恋愛感情はない。
優子さんは、アイドルの俺と遊べて楽しんでるだけ。
だから、俺もアイドルの自分で優子さんと接するし
そうしないといけないんだろうけど。
･･･余計な事考えんな。
目の前の"仕事"をこなせばいいんだ。
ただ、無心で。
バスローブに身を包んで戻ってきた優子さんは
もう一本ワイン開けていい？と冷蔵庫を覗いてる。
「･･･あんまり酔うと気持ち良くないんじゃなかったっけ？大丈夫？」
「そうなんだけど･･･。いい。宏光に抱かれるだけで感じられなくても嬉しいから。」
「あらあら。それはどうも。」
出来れば感じて欲しかったけど。
飲みたい時だってあるもんな。
俺に気を許してくれてそう言ってくれる優子さんはやっぱり可愛い。
さっきは白を飲んで、次はロゼ。
「綺麗な色ー。」
バラ色のその液体を見つめて嬉しそうな優子さん。
「こういう色でウキウキする私ってどこか女の子なのよね、いまだに。」
「優子さんは女の子でしょ、」
「"子"、じゃないのよ、本当はただの"女"なんだけど。眠ってる女の子が目を覚ます感じ？っって宏光にはわかんないよねぇ。」
「わかんないよ、」
だって、優子さんは俺の腕の中では"女の子"じゃん？
可愛いし。
思わず抱き寄せてそのロゼワインと同じ色をしてる優子さんの唇にそっと自分の唇を合わせる。
「ふふっ、キスするの久しぶり。」
「会ってない間、俺じゃねー奴としてねーだろうな？」
つい本音が出てしまう。
本気じゃなくたって、俺だけでいて欲しいって。
でも、こういうトークもいいスパイスだろ？
「そんな暇じゃないよ。宏光の為にも普段仕事しかしてないんだから。」
そう聞くと、安心しながらも
やっぱり罪悪感も拭えなくて
このジレンマが解消されることはないのかもな、と思う。
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みん(プロフ) - Haruさん» Haruさんすっきりさせてくれてありがとう〜北山くんの変化も一緒にありがとう〜 (4月27日 18時) (
レス) @page30 id: 3401ba3153 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» わたしもー。即あらかじめ用意した婚姻届に記入して出しに行くわ（笑） (4月17日 18時) (レス) @page2 id: 4029dfa346 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» ありがとー！久しぶりにハッピーエンド書いた気する（笑）最初からわざわざ読んでもらってありがとねー🎶 (4月17日 18時) (レス) @page2 id: 4029dfa346 (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - すごい！ちゃんと北山さんのお仕事の変化まで！私なら結婚とか言われたら即答でOKしてその場で婚姻届に書いてもらうわ！捕まえちゃう！！！ (4月16日 22時) (レス) @page30 id: 52189a8b58 (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - やっぱりHaruちゃんのお話大好きだわ❤️こういうハッピーエンドも大好き❤️最初から読み直したらめちゃめちゃ面白かったー！！！ (4月16日 21時) (レス) @page30 id: 702b9a633d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2020年9月22日 15時
