46 北山side ページ46
横たわってるAのシーツから出てる肩を揺らしながらそれ以上言葉が出てこなかった。
この前会った時のAの態度があまりにもおかしかったから。
このままほっといたらダメだってさすがのオレでも危機感持って、色んな目を掻い潜ってAのマンションまでたどり着いたのに。
マンションのエントランスもここの住人が出る所に滑りんで出来るだけ誰の目にも止まらないように急いだ。
Aの部屋のドアの前でインターフォン押そうとしたらガチャって、ドアが空いて
･･･知らない男が出てきて鉢合わせになった。
オレどんな顔してたんだろ？
その男はオレの顔見るなり驚いたけど
オレを睨んで何も言わず立ち去ってく。
瞬間嫌な汗が出た。
･･･こんな事って？
中に入ってAの顔を見るのが怖い。
そんな気持ちとは裏腹にオレの想像は間違っていて欲しいってどこかで願いながらリビングに行くと真っ暗で、
そこにいて欲しくないって思うのに迷わず向かった寝室のドアを開ける。
真っ暗な部屋にカーテンを開けたままの窓から月明かりがベットに寝てるAを照らす。
･･･そんな明かりが照らさてる所で他の男に体見せたのかよ？
こういう事すんの、苦手だっつってたのにオレじゃない男とは簡単に出来ちゃう訳？
今の今まであの男に抱かれてたであろうあまりにも生々しい光景に逃げ出したくなったけど
Aの事許せなくて肩を揺らし続けた。
ぼうっと焦点が合ってない目でオレを見てたAから涙が零れた。
「ヒロミツ･･･なんで？」
掠れた声で小さく呟いて
「帰って。」
ゆっくりとシーツを頭まで被った。
オレも他の奴に抱かれてたこの部屋にいつまでもいたくねえよ。
弁解も言い訳もしないAに落胆しながら静かに立ち上がって黙って家を出た。
いや、いくら弁解されても言い訳されてもどうしたって無理だ。
･･･もう戻れねえんだから。
裏切られたショックと
それでもまだAの事諦めたくないって
この後に及んでもジタバタしてる自分の気持ちに嫌気が指したけど
他の男に抱かれた女と何も無かったみたいに今まで通りの関係でいられる訳ないんだ。
「なんでだよっ、」
あんなにオレに好き好き言ってまとわりついてたAを一瞬にして無くして
大切な体の一部が無くなったみたいで深い虚無感に苛まれる。
この日、オレ達は呆気なく終わった
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Haru(プロフ) - にかみつばさん» こちらまで！ありがとうございます！この主人公は幼なじみーに出てきてる元カノなのでキャラ強めにしております。でもどんどん感情移入してしまった事を思い出します(笑)最後たいぴのスピンオフまであるのでよろしければ最後までお付き合い下さい(^^) (2020年8月11日 14時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - こんにちは！こちらも読ませて頂きました。最初の主人公ちゃんがグイグイ過ぎて嫌いでした(笑)リアル藤北も絶対こんな女嫌いなはず！って。でも読んでしまいます。続きが気になって気になっていつもHaruさんの作品の虜です。 (2020年8月10日 13時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ぴろみんさん» ぴろみんさん♪コメントまで頂けて感激です！！みっくん作品初のコメント嬉し過ぎますっ！お互いみっくんラブラブな者同士、この先のいちゃいちゃ楽しみましょう（笑）この先は悲しいお話しに突入するので今のうちにラブラブ書いときます！ (2018年2月6日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - Haruさんこんにちは！みっくんとお泊まりなんてドキドキです(*^^*)。ありきたりになってしまいますが、更新楽しみにしてます(*^o^*) (2018年2月6日 15時) (レス) id: a162aca9b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2018年1月12日 11時
