片想いの彼〜One_sided love〜

41 北山side ページ41

「･･･ってかさ、ちょっと酔い冷ましてから行こ？」




本気で酔ってるっぽいから逆上せちゃうだろ？
ええー？って、拗ねてるけどオレだって拗ねそうになるわっ。




「大丈夫だよ？」





トコトコ歩いて部屋の外の露天風呂覗き出してる。


ヒロミツ後で来てね？って思わせぶりに上目遣いで呟いて行っちゃってるしっ！



どうしたどうした？



酔っ払いのAがこんな大胆なんだったら最初っから酔わせときゃ良かったじゃんって黒いオレが腹ん中で考えてるわ。



そそくさと後を付いてったオレは扉を開けた途端もう風呂に入ってるAに釘付けになった。



なんだ？これはなにかのえ ろ動画か？



やばっ。普通に風呂入るだけとか無理じゃん。



ババって、脱いで入って体流して速攻Aの隣りに座ってギューってした。



ふふふって笑いながらまとわりついてくるAの腕さえ今日はえ ろい。





「今日はヒロミツの好きにしてね？」





あ、ダメだ。
その言葉聞いた瞬間から理性崩壊。



そのままAに噛み付くようにキスして体中撫で回した。



オレも結構酔ってるしAのすべすべな肌触ってるだけで気持ちよくてしょうがない。



フフって２人で笑い合いながら色んな所攻めてったらAの声がどんどん甘くなってく。







「･･･ちょっと上がろっか。」




２人で逆上せちゃってるし。




Aを引き上げて足だけお湯に付けて岩の所に座る。



持ってきてた水を口移しで飲ませてやろうとしたら逆にAが、んーって水を含んだ口を近付けて来た。



嬉し･･･。


近付けて来てたはずなのにオレから迎えに行ったわ。


こんな積極的でこの行為を楽しんでるAは初めてですげえテンション上がる。




「･･･酔ってこんな可愛くなるなら早く言えって。」





不思議顔してるわ。
変な所天然なんだよな。



普段の恥ずかしがりやな所もそそるけどこんな一面も見せてくれたAにまた更にハマっちゃうオレ。




Aの唇からオレが飲ませてやった水が滴り落ちて胸元を伝ってる。





「冷たっ、」




ビクって目を閉じたAにもう我慢出来なくなってそのままバスローブ着させて抱き上げた。




「･･･お風呂終わり？」


「色んな意味で逆上せ過ぎたから無理っ。」





ベットの部屋に直行してすぐまたバスローブを脱がせた。

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