40 北山side ページ40
「そんな事言わないで？」
オレの顔覗き込んでるAの顔はいつになく真剣だ。
「こうしてヒロミツが私の事気にかけてくれてるってだけで彼女になれて幸せなんだからね？」
そうだよな。
こうやってオレの事甘やかすからついほっといちゃうんだよ。
無理矢理でかい伊達メガネかけてブカブカのキャップ被ってるAが必死でそんな事言うもんだからおかしくて。
つい笑っちゃったらなんで？！って怒られたけど。
ほんとにAには救われてる。
オレが会いたいって言った時は必ず時間作ってくれるのにいつもAからの連絡はあんまり返せなくて。
絶対こんな彼氏不満だらけのはずなのに何も言わずに寄り添ってくれるんだ。
今日はここへ来れて良かった。
「よし！飯だ！飯！！」
気を取り直して部屋に戻る。出かける時用意しておいて貰えるよう頼んどいたんだ。
「わあ！すごいっ！！」
キャッキャ言いながら美味しそう！ってはしゃぐAを見たらオレも嬉しくなる。
日本酒で乾杯して一口飲んだらあれ？って。
「先にお風呂入らないの？」
「夜は長いからさ。先に腹ごしらえしときたいじゃん？」
ニヤつくオレの顔見て察したAの顔がみるみる赤くなっていってんの。まだ恥ずかしいとか余計そそるんだよな。
あっ食うよりそっちに気持ち行っちゃうじゃん。ダメだって。
とりあえず飲もっ。
食事が美味しくて酒も進む。
Aも嬉しそうにいつもよりよく飲んでるかも。
「･･･酒強かったっけ？」
そう。オレAの事なんも知らないんだよな･･･。
「そこそこね？」
ニッコリと美味しそうに飲んでるけど、結構酔っ払ってねえか？
気づいたら置いてある冷酒、何本空けてる？
そう思った時おもむろに立ち上がって向かいに座ってたAがオレの隣りにくっついてきた。
コテンって頭オレの肩に乗せてきてる。
「･･･おーい。大丈夫か？」
ふふって笑ってオレを見上げるAが壮絶な色気を放っててちょっと待て！オレ！！ってなってるんだけど？！
「楽しすぎるぅー、」
ってまた頭乗せて来てる。
･･･こんなんじゃ風呂入れねえじゃん。
こんな事になるんなら先入っときゃ良かったか？
「ヒロミツー好きぃ、」
「･･･ちょっと横になるか？」
そう言ったら途端お風呂入ろ･･･？って潤んだ目で囁かれて冷静でいられなくなるオレ。
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Haru(プロフ) - にかみつばさん» こちらまで！ありがとうございます！この主人公は幼なじみーに出てきてる元カノなのでキャラ強めにしております。でもどんどん感情移入してしまった事を思い出します(笑)最後たいぴのスピンオフまであるのでよろしければ最後までお付き合い下さい(^^) (2020年8月11日 14時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - こんにちは！こちらも読ませて頂きました。最初の主人公ちゃんがグイグイ過ぎて嫌いでした(笑)リアル藤北も絶対こんな女嫌いなはず！って。でも読んでしまいます。続きが気になって気になっていつもHaruさんの作品の虜です。 (2020年8月10日 13時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ぴろみんさん» ぴろみんさん♪コメントまで頂けて感激です！！みっくん作品初のコメント嬉し過ぎますっ！お互いみっくんラブラブな者同士、この先のいちゃいちゃ楽しみましょう（笑）この先は悲しいお話しに突入するので今のうちにラブラブ書いときます！ (2018年2月6日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
ぴろみん(プロフ) - Haruさんこんにちは！みっくんとお泊まりなんてドキドキです(*^^*)。ありきたりになってしまいますが、更新楽しみにしてます(*^o^*) (2018年2月6日 15時) (レス) id: a162aca9b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2018年1月12日 11時
