猟奇的な同期 ３ 【完結】

１２２ 北山side ページ25

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次の日も朝起きたら当たり前にAが隣で寝てて。



昨日の余韻に浸りながらAを眺めてると
縛られてた事で少しだけ赤くなってる手首。



自分の暴走っぷりが形に見えて何やってんだって自己嫌悪だわ。




･･･でも、昨日は気持ち良すぎた･･･
今度はどんなプレイしよっかなーとかバカな事考えてるとAが目を開けて･･･



寝ぼけてるのか俺をぼんやり見てて
無意識にその唇にキスをして、



そしたら止まんなくなってまた求めてしまう。



寝ぼけたまんまのAを半ば強制的に襲ってて
俺は盛りのついたガキだ、ってまたなんとなく自己嫌悪。




AはAで終わったらまたうとうとと寝てしまった。
だよね。
やりすぎだ、これは。



その寝顔を見てたら俺も寝落ちてて
結局起きたのはスミレがどんっ、てベットの上に乗ってきてメシをせがまれてから。





「わーん、スミレ、ごめんね？」




慌ててスミレのご飯を用意しに起き上がったAに俺も起き上がってのんびりと欠伸をした。





「なぁ？散歩行くかー？」


「うん、でも今日も暑いからまた夕方にね。」





そっか。
だよな。
カーテンの隙間からはギラギラと照りつける太陽が差し込んでて顔を顰めた。




スミレがメシに食いついてるのを頭撫でながら見てるAの後ろ姿。




パジャマ着てるだけなのに、体のラインが透けて見えて･･･、







･･･やべ。






「なぁ、」


「んー？」


「俺、ここにいたらおまえの事ずっと襲っちゃいそうだからどっか行かね？」






俺の言葉に、ゆっくりと振り向いたA。
恐ろしい物でも見るかのように睨まれた。






「･･･まだ足んないの？」


「足るとか足りないとかじゃないみたい。めっちゃしたい、今、」





頭をポリポリかきながら、本音をぶっちゃける。
だって、誰か俺を止めてくんなきゃ一日中欲望をぶつけてしまいそうなんだよ。






「･･････ひろって、絶倫なんだね、知らなかった。」





･･･俺も。
って違うと思うんだけど？




Aだからしたくなるって熱弁しようかと思ったけど
今、何を言っても伝わんない気がして黙っておいた。







「･･････だから、とりあえず着替えてメシでも行くべ？」





スミレの次は俺だワン。







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