猟奇的な同期 ３ 【完結】

９８ 北山side ページ1

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なんか･･････満たされすぎてやばい。





果てた後もしばらく繋がったまんまで
ずっとこうしてたいって抱きしめてたけど
静かに俺から出て後処理をしてくれるA。




こいつ、なんだかんだめちゃくちゃ優しいんだよな。
気が利くし。常に相手の事考えてる。
だから仕事も出来るんだろうなってよくわかる。




事故してから世話になって、よりAの良さがわかったっていうか。




それまでも、スミレを住まわせるお礼に、って飯作ってくれたりしたけど、やっぱり怪我してからめちゃくちゃ面倒見てくれてさ？







･･･なんだか、ずっとこれからもこいつに世話されてたいなって思ってしまう。




ここで、"いい嫁になるよ"ってのは褒め言葉じゃないらしいってのは学んだから言わねーけど。



甘えたくなる。
俺のわがままや、勝手なとこ
なんだかんだで全部受け止めてくれたから。



これからは彼女だから更に甘えてしまうかもな･･･







「北山･･･？お風呂、入る？」


「･･･Aが一緒に入ってくれるなら入る。」


「･･･うん、いいけど。」




いいんだ！言ってみるもんだぜ。




「起き上がれる？」




情けないにも程がある。
手を取られたけど、大丈夫、と、自力でなんとか起き上がった。



「うん、歩けそう。」



立ち上がってゆっくり腰を回してみる。



「行こうか、」



って、優しく言われてワン！って尻尾振りそうになるわ。



彼女になったら普通に優しいんじゃん。
今までが今までだっただけに、なんか得した気分。






浴槽にお湯を溜めながら、体を洗ってくれる。





「ぎもぢーーー、」




まさにゴッドハンド。
つかさ･･･




「･･･おっきくなってきましたー、」


「えっ？嘘っ、」


「だって気持ちーんだもん。」


「･･････さっきの、物足りなかったとか？」


「え！違う違うっ、こういう気持ちよさもこいつには直結しちゃうのっ、」


「だけどさぁ、」





だって、Aに体撫でられるだけでマジで気持ちいいんだから仕方ねーと思う。






「さっきは一人で寂しく入ったしさ？」





思ってる事言ったけど、途端やべって。
朱音の匂い消すために一人で入ったんだった、そういや。



自分から墓穴掘ってどーすんだよっ、

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