猟奇的な同期 ２

９７ 北山side ページ49

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俺の上でゆっくりと動くAがあまりにも妖艶で
少しの刺激でもめちゃくちゃ気持ちよくて
Aも気持ちよさそうに息を吐く。



･･･つか待て。
Aがふいにいきそうな顔をするから
俺が、俺がいかせてやんなきゃって思って腰を掴んだ時だった。





「ダメ、我慢して、」



びっくりしたようにそう言われたけど
そんなの聞かないし？



って。
でも少しでも腰を動かそうとしたら、やばい感じする。



んだよっ、好きな女一ついかせらんねーで何やってんだ、俺はっ、




そう思うと何かがプチン、て切れて
気が狂うーっと両腕をバタバタさせるとAがめちゃくちゃ笑いだした。




･･････なにその顔。初めて見る。




心から気を許したような無邪気な笑顔。



胸アツ。やばい。可愛い。
別の意味で悶え死ぬかも。




「動けるものなら動いてみたらー？」
なんて生意気なセリフは前のままで、それはなんか悔しいけど表情が以前とは全然違う。




これ、確実にカップルじゃん。



前までは体を重ねてお互い気持ちよくなってんだから、って、それだけで"カップル感"を味わおうとしてた節あったけど。



なんだ、やっぱり全然違うんだ。



でも、カップルになった一発目でいきなり主導権握られてるのは納得いかねー。



見てろよっ、なにもかも完治した時の俺をっ、
ぐうの音も出ないくらい抱き潰してやっからなっ、



とか悔し紛れに色々考える。
すると、不意にAが艶めかしく俺を見据えてきた。





「大人しくしてて？絶対いかせてあげるから、」





なんちゅう事言ってくんだよ、
その目とその声とセリフだけでいっちまうわ･･･、





優しく優しく
ゆっくりと俺の上で短く息を吐きながら動くAをずっと見てた。







可愛い
色っぽい
スタイル最高、俺好み
肌とかすべすべでずっと触ってたい、






･･･最高じゃん、俺の彼女、









多分すごく長く繋がってた。




ずっとこのままでいたくて
でも、いつかは終わりが来る、その時を待ち望んで期待して味わって･･･。









Aがゆっくりと絶頂に達した時に
俺も自然と一緒にいけた。







はぁはぁと二人で息を吐きながら
覆い被さるAを抱きしめる。







やっと、手に入った。









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