猟奇的な同期 ２

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今から役所行って婚姻届？
おまえも腹くくれ？




一生一緒にいる、覚悟？



口先だけならいくらでも言える。
しかも相手はチャラい北山だよ？




それでも
その言葉が嬉しくて、
信じられないのにどこか舞い上がってる。




単純すぎる。
でも、まさかそんな事言って貰えるなんて思ってもみなくて。




それでも、どこかでブレーキをかける気持ち。




二度と、傷つきたくない･･･って。



でも、北山の目には、覚悟を決めた私が映ってるの？



口では嫌だ嫌だと言いながら正反対な態度を晒してるのが恥ずかしくて。



私を射抜くように見つめてくる北山は
きっと全部見透かしてるんだ。




私の気持ちも
これから重なり合いたいって体が感じてる事も。








長い長いキスの後
もっとして欲しいって思ってしまう自分に、そろそろ正直にならないと、いけないのに。



いざ、彼女って事ねって言われても頭が追いつかない。



混乱してる中で押し倒されそうになって
このまま、また流されて私はいつ答えが出るんだろって、焦ってたら北山の口から悶絶の声。





「ゆっくり立てる？ベットで横になろ？」




きっとさっき変な体勢でソファに寝そべってたからだ。



立ち上がるのを手助けしようと腰に腕を回すと
バツが悪そうに、諦めたように私に体重を預けてくる。





その、重みと温かみに振れると
自分の中で何かが弾けたような気がした。










＿＿＿＿＿＿＿愛しい。









この人の、全てを支えたい。
いい時も悪い時も一緒に乗り越えたい。



それが、ずっと･･････？ずっと続いてくなら･･･。









ううん、続かなくても






私は、北山が好きだ。





ちゃんと逃げずに向き合わないと。





ベットに横になった北山は
私の腕を掴んで離さない。






「今日は、つか、今日からは一緒に寝よ？」





可愛く見上げられて胸がときめく。





「うん、･･････あのね
「えっ？いいのっ？やったっ、いててっ」




喜んだ拍子に腰に響いたらしく
なにやってんのって優しく腰を擦る。




言いそびれた。



意を決して好きだと言おうとしたんだけど。



でも、今まで散々な態度だったから
ものすごく恥ずかしい。



悶々としてたら
ぐいっと引き寄せられて北山の横へ寝転ばされる。





「そんな力あったの？」


「だいじょぶ。庇いながらなら平気だよ。早くくっつきてーっ、」






私も。
もっと、もっと近くに感じたい。

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