91 北山side ページ43
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ストレートに好きだと言われるよりも最大の告白を受けてる気がする。
それでも俺の彼女になってくれるって訳じゃなさそうだから目の前で真剣に俺に訴えてくるAに途方に暮れる。
「それはでも、おまえが素直になんないからそうなんじゃねーの?普通に付き合えばきっと穏やかに付き合えるよ、俺達。」
「そんな事ない。あんた、モテるもん。絶対安心なんかしないっ。」
「・・・やっさんもモテそうだぞ?どうしてたんだよ?」
「章ちゃんはモテるけど、私に一直線だったから変な心配した事なんてないよ。北山はっ、北山は、なんかやなのっ、」
ぷっ、なんか笑えてきた。
俺がどれだけ好きかって盛大に言われてるよな、これって。
「・・・何笑ってんのよぉ。ばか・・・」
「バカはどっちだよ、」
可愛くて可愛くて堪んなくて今度は優しく抱きしめる。
「ずっと一人がいいとか悲しい事言うな。俺もおまえに一直線だっつの。もし不満や不安があればさっきみたいに嫉妬してくれりゃいいし。そしたら直すし、言い訳だってするよ。」
「言い訳って・・・。根本解決してないじゃん、」
「そもそも俺は彼女いて他の女に現抜かすほど器用じゃないのよ。って、これはもう付き合ってくんないと証明できないけど。」
「・・・・・・それだけじゃないもん、」
「なんだよ。他はなに?」
「・・・・・・・・・・・・、」
「この際だから全部言っちゃえよ。」
「・・・たし、から、」
「え?」
耳元ですら聞き取りにくい小さい声。
思わずAの体を離して俯いてる顔をのぞき込む。
すげー言いにくそうに
モジモジしてて、俺が見た事のないAがそこにはいた。
その姿がめちゃくちゃ女の子で、俺は息を飲んだ。
「わたしからっ、・・・・・・・・・離れないでっ、」
っ、・・・、
「離れねーよっ。俺は外国なんて行かないし、ずっとAの傍にいるよっ、」
顔を真っ赤にして泣くのを堪えてるようなAをまたギュッて抱きしめる。
んだよっ、可愛い事言うなよっ、
そんな事恐れて付き合うの躊躇ってたの?
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Haru(プロフ) - あやかさん» いえいえ!ていうか気負っても気負ってなくても今まったく続きが思いつかなーい(笑)また宜しくです(^^) (2020年7月13日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 逆にプレッシャーかけてしまっててらごめんなさい( ; ; )参考になるか分かりませんが、私で良ければ参加させてください\(^^)/(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» ありがとうー!面白い続きにしなきゃーって気負ってますがつまんなかったらまた座談会します(笑)参加して(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» ダメダメ、親戚のおばちゃんじゃなくて主人公になって(笑)これから完治するし!そしたら。。むふふふふふふふ(不敵な笑み) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 私も興奮MAXだった(笑)一人で再現してください、ぜひ!!(強め) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年6月6日 13時