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怒ってる声とアルコールの匂い
力任せに抱きしめられて息が苦しい、
「ごめん。」
「何に対してのごめんだよ？」
「････････････北山が女の香りさせてる事怒ってごめん。」
「そこじゃねーだろ、むしろそこはいいだろっ、」
よくないでしょ。
そこに自分勝手に腹を立てて
結果ケンカみたいになっちゃったんだから。
途端体を離されてようやく呼吸が楽になったと同時に、睨まれる。
「なんで勝手にどっか行ってんだよっ、」
「･････････、」
「待ってろっつったろ？」
だよね。
だけど、あんな甘い声してそんな事言われて
･･････私、彼女じゃないんだよ？
だから北山の優しさに甘えられないんだって。
「でも、帰ってきたからもういいよ、」
何も言えない私を今度は柔らかく抱きしめてくる。
なんなのよ、
だから優しすぎて困る。
「･･･怒ってもいいよ？」
逆に気持ち悪い。
私の知ってる北山は短気で偉そうで人を見下してるような同期じゃなかったっけ？
まるで人が違うんだけど。
「だって、おまえ、そういう男苦手なんでしょ？怒れねーわ。」
また体を離される。
抱きしめられたり見つめられたりの繰り返しでこうしてる事に違和感を感じない私はいったい北山をなんだと思ってるんだろう。
「俺はおまえの彼氏になったら絶対暴力とか振るわないし、威圧的になんないように気をつけるしなんならずーっと優しくしてやんだけどな。いい条件っしょ？」
ど？って悪戯っぽく見上げられる。
章ちゃんの「思ってる事全部言うてみたら」って
さっきの言葉を思い出すけど、何を言ったらいいのかさっぱりわかんない。
「ってな。ほんとはもう諦めてたけど。」
はぁーってため息付いてソファにもたれてる北山の顔は本当に悲しそうで、思わず目を逸らした。
「ごめん、北山、私っ、」
「やっさんとこ行ってたんだろ？やっさんの匂いするわ。」
あ･･･そうだよね。
北山のさっきまでの甘ったるい匂いはすっかり消えてて
逆に今度は私が章ちゃんの甘い香りを漂わせてる。
「なんか･･････相手がやっさんだってわかっててもおもしろくねーよな。おまえもこんな気持ちだったって事だろ？」
再び合わせた北山の目は
いつか見た嫉妬に溢れた目をしていて
さっきの私はこんなだったのかなって思うと
自分の気持ちがまるで鏡に写されてるような気分になる。
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Haru(プロフ) - あやかさん» いえいえ！ていうか気負っても気負ってなくても今まったく続きが思いつかなーい(笑)また宜しくです(^^) (2020年7月13日 11時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 逆にプレッシャーかけてしまっててらごめんなさい（ ; ; ）参考になるか分かりませんが、私で良ければ参加させてください＼(^^)／(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» ありがとうー！面白い続きにしなきゃーって気負ってますがつまんなかったらまた座談会します(笑)参加して(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» ダメダメ、親戚のおばちゃんじゃなくて主人公になって(笑)これから完治するし！そしたら。。むふふふふふふふ(不敵な笑み) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 私も興奮MAXだった(笑)一人で再現してください、ぜひ！！(強め) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2020年6月6日 13時
