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それを言われると、また?って更にイライラする。
さっきから北山の話してる事が全部ムカついて
触れてほしくない事ばかり聞いてきて、
挙句の果て、おまえしかいない?
笑わせないでよ
さっきからあなたからどこかで嗅いだことのある香りが漂ってきててそれも私を苛立たせてる。
そんな香りで口説いて来られて本気にするバカがどこにいるのよ。
っていうかね
「っていうか、あの時はね?酔っ払ってたのっ、誰でも良かったのっ、たまたまそこに北山がいただけなのっ、勘違いしないで!」
肩で息をして
その当時、多分そういう心理状況だった自分の行動をキレ気味に話す。
「私はっ、誰とでも寝るの。誰でもいいのっ。それを本気にしてきて、どこでもかしこでも手出してきてさ?いい加減にして欲しいっ。」
あの日から
全然関わりのなかった北山が急に近くなって。
会議室やらオフィスやら
病室やら、
北山の、部屋、でも、
どんどん私の中に土足で踏み込んできたのはそっちじゃん!
「も、もう、関わりたくないっ、ねえ?女の子他にいるならさ?その子に会社の送迎してもらいなよ?」
「・・・は?」
ようやく口を開いた北山の顔を見ると
めちゃくちゃ怒って私を見てる。
でも、こんなに気持ちかき乱されるのはもう嫌だっ。
「金曜日までじゃなくていいよね?私、出来ることはしたしっ。あと少し、別の女に世話して貰って、」
「つーか、黙れ」
急に私の所へきた瞬間
引っぱたかれるっ、と身構えた、
一瞬にして
昔よく父親に殴られてた時の事がフラッシュバックして
体が強ばる。
「全部、俺の事が好きって変換しちゃうんだけど、
俺、頭わりーかな?」
______びっくりするほど強く抱き締められてた。
自分でも制御出来ない昂りが
北山の温もりで少し我に返ってくる。
気がつけば、はぁはぁと肩で息をしてて
自分がどれだけ興奮してたかって少し冷静になった。
「にしても、ムカつく事ばっか言いやがって。」
「離して」
・・・・・その匂い、なんとかしてから言いなさいよ。
いつもの北山の匂いじゃない
甘ったるいそれにイラついてる私・・・
北山は頭悪くなんかないんだよ。
多分、間違ってない。
きっと自分の気持ちに蓋をしてる私が愚かなの。
でも・・・
こんな気持ち、知りたくないし
知った所で・・・なんになるっていうの?
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Haru(プロフ) - あやかさん» いえいえ!ていうか気負っても気負ってなくても今まったく続きが思いつかなーい(笑)また宜しくです(^^) (2020年7月13日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 逆にプレッシャーかけてしまっててらごめんなさい( ; ; )参考になるか分かりませんが、私で良ければ参加させてください\(^^)/(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» ありがとうー!面白い続きにしなきゃーって気負ってますがつまんなかったらまた座談会します(笑)参加して(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» ダメダメ、親戚のおばちゃんじゃなくて主人公になって(笑)これから完治するし!そしたら。。むふふふふふふふ(不敵な笑み) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 私も興奮MAXだった(笑)一人で再現してください、ぜひ!!(強め) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年6月6日 13時