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その後酔った勢いで、二人でお風呂に入って
お風呂上がりなのにまた汗をかいた北山の体を洗ってあげる。
ふいに、ポンっと頭を叩かれて
顔を上げると、
「ありがとな、」
って・・・・・・。
最近、北山のこんな優しげな顔しか見てない気がする・・・
「別に・・・、」
お礼、言われるような事、してないし。
なんなら、今回は私が・・・・・・って思うけど
その辺の自分の気持ちがよくわからないからなんとも言いようがなかった。
ベットで一緒に寝よ、と言われてそのまま北山の隣りへ潜り込む。
さっきの章ちゃんの絵が、ベットサイトに鎮座してる・・・
「これ、俺のお守りかも。」
その絵をまじまじと見てから
抱きしめてくる。
お守り・・・・・・って。
変なの。
まだアルコールは抜けてなくて頭は麻痺してたし、
何度もいって心地いい倦怠感と
お風呂上りのふんわりとした北山の匂いに吸い寄せられようにその胸に顔を埋めたまんま眠ってしまった。
・
パチっと目を開けると
目の前にまだすやすや寝てる北山の顔。
・・・・・・寝顔、赤ちゃんみたい。
普段偉そうなのに、って思うと少し笑ってしまう。
途端、ゆっくりと瞼を開けた北山と目が合う。
「おはよ、」
そのまま抱き寄せられて、唇を合わせる。
ちゅっ・・・と音を立てて離れた後
「いて、」
「へ?」
「いててててててててっ、」
「えっ?えっ?」
「腰がっ、いてーーーっ、」
悶えてる北山の腰をさする。
「だ、大丈夫っ?」
「昨日やりすぎたっ、」
「えっ?えー???」
「くっそぉー、」
涙目の北山。
私が無理させちゃったんだって思ったら申し訳なさでいっぱい。
「ごめんっ、北山の足のこと、わかってたのに私っ、」
「うっせー、謝られると情けなくなるからやめろーっ、」
「だってっ、」
ゆっくり起き上がって
ストレッチしだしてる。
「大丈夫だ。これくらいっ。こんちきしょーっ、」
こんちき・・・?
「つーことで、またしよ?」
はぁ?
「出来るわけないでしょ!!」
「ええーーー????」
可愛く拗ねてるけど
こればっかりは無理だしっ。
っていうか、・・・・・・
「ごめん、北山。昨日はそのっ、魔が差したっていうか・・・もうしない。」
流されてこのままずっとこんな関係が続きそうな甘い時間が怖くなった。
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Haru(プロフ) - あやかさん» いえいえ!ていうか気負っても気負ってなくても今まったく続きが思いつかなーい(笑)また宜しくです(^^) (2020年7月13日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 逆にプレッシャーかけてしまっててらごめんなさい( ; ; )参考になるか分かりませんが、私で良ければ参加させてください\(^^)/(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» ありがとうー!面白い続きにしなきゃーって気負ってますがつまんなかったらまた座談会します(笑)参加して(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» ダメダメ、親戚のおばちゃんじゃなくて主人公になって(笑)これから完治するし!そしたら。。むふふふふふふふ(不敵な笑み) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 私も興奮MAXだった(笑)一人で再現してください、ぜひ!!(強め) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年6月6日 13時