猟奇的な同期 ２

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＿＿＿＿＿＿いかない


＿＿＿＿＿＿こい


＿＿＿＿＿＿仕事終われない


＿＿＿＿＿＿大丈夫。最後に浴室予約したから少しくらいは遅くなってもいいって看護師さん言ってるし








はぁ？





ほんとに北山のお風呂の手伝い行かなきゃなわけ？？



･･････看護師さんに手伝って貰えばいいと思う。
北山の面倒見たい人沢山いそうなのに。
人気あんでしょーよ、あんた。






って、ラインで言うのももう面倒くさくて





＿＿＿＿わかりました





それだけ送信して仕事に戻る。









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「で？なにをしたらいいの？」


「そりゃもう一緒に入ってクマなく洗って貰えば･･･「帰る」


「冗談だよっ！冗談っ、」





焦って肩を掴まれるけど
本当にもう帰りたい。




「まずはこのカバーを付けて入るから。出た時背中とか拭いて？」


「･･････うん、」




っていうか真っ裸で出てくるのよね？
･･････この人は私に裸を見せることに抵抗はないの？



･･････二度、見てるからいいのね、そういう事ね･･･、




防水カバーを足にギプスの上から被せて
腕にも付けてあげる。






「･･････ね、痛い？」


「わかんねーの。どうなってるのかも。手首は固定されてるから取ってみなきゃなぁ。」


「･･････そう、」






なんか･･･やっぱり痛々しくて
申し訳なさでいっぱいになる。






「んだよぉ、大丈夫だって、これからおまえがいてくれんだからさっ、」


「いや、私は助ける事しかできないから。痛いの、辛いでしょ？」




私に関わらなければそもそもこんな怪我、しなくていいはずのものだ。





途端、北山の視線に捕まるからなに？って。





「･･････おまえ、優しいんだな？」


「は、はい？そ、そんなんじゃないしっ？」


「ふはっ、褒めてんのになんで否定すんだよっ、」





いや、だってさ、
そんな風に言われる事なんて普段ないんだから。



別に優しくなんかないし。



にしても北山は私が来てからずっとご機嫌で鼻歌なんて歌いながら浴室へ向かう。






「じゃ、ここで待ってて〜、」





結構広めの脱衣所。
はいはい、と返事してそこにあるベンチに座った。







「くぁーーーっ、」


「あ"ーーー！」


「ぎもぢーー、」






･･･静かに入れないの？




でも、なんだかおかしくてふふって笑ってしまった。





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