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チュっと音を立てて離れてく唇。
あったかくて
懐かしい感触に泣きそうになった。
「やっさん!!なにやってんだよっ??」
「あ、Aがあんまりにも可愛いから思わず・・・」
「ちょっとお!そーゆーのナシ!言ってる事無茶苦茶じゃん!勘弁しろよっ!」
うるさ。
久しぶりに飲んだらみるみるうちに眠くなっちゃって
章ちゃんの匂いに包まれてるとほっとしてあっという間に寝てしまっていた。
まだお酒抜けてないな・・・
起き上がれずに
さっきの章ちゃんのキスを回想する。
・・・もっかい、したい。
チラっと章ちゃんを見ると
北山に何か耳打ちしてる。
・・・仲良し。
「Aっ、帰るぞ。タク呼ぶから!」
あれ?なんか怒ってる?
「えー?もうちょい三人で飲みたかったのになぁ。
「ダメ。これ以上いたらダメだから。」
なにが?と思いながら北山がこっちに来て私を起こそうとしてくる。
「・・・だいじょうぶだよ、」
右手、やっぱりまだあんま使えないんだな。
負担かけちゃダメだ、と思って重い体を起こした。
「A〜、酒抜けたかぁ?」
「うん、眠いけど。もう大丈夫。」
「あ、ほんならこれ、持って帰り。沢山買ったやつ余ってるから帰って二人で飲みー。」
「おぉ、持って帰らせてもらうぞ?」
なぜか食い気味に北山がビールや酎ハイを袋に入れてる。
立ち上がると少しだけふらついて
北山を連れて帰んなきゃなのにこんなんじゃダメだ、とお水を飲んだ。
タクシーが来て北山と乗り込む。
窓を開けて章ちゃんとスミレに手を振ると
章ちゃんがA?と顔を寄せてきた。
窓から乗り出して章ちゃんに顔を近付けると
不意打ちに、章ちゃんの唇が私の唇に・・・
・・・あれ?
やばい、だからもっとしたくなるんだって、
胸がキュってなって、
章ちゃんを大好きだった自分を思い出す。
そのキスはどんどん深くなって
自ら舌を絡めてたけど当然のように応えてくれる。
「おいっ!!」
焦ったような北山の声に邪魔されて
名残り惜しげに離れてく唇をずっと見つめてた。
「A?バイバイ。」
章ちゃん・・・、
バイバイ。
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Haru(プロフ) - あやかさん» いえいえ!ていうか気負っても気負ってなくても今まったく続きが思いつかなーい(笑)また宜しくです(^^) (2020年7月13日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 逆にプレッシャーかけてしまっててらごめんなさい( ; ; )参考になるか分かりませんが、私で良ければ参加させてください\(^^)/(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» ありがとうー!面白い続きにしなきゃーって気負ってますがつまんなかったらまた座談会します(笑)参加して(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» ダメダメ、親戚のおばちゃんじゃなくて主人公になって(笑)これから完治するし!そしたら。。むふふふふふふふ(不敵な笑み) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 私も興奮MAXだった(笑)一人で再現してください、ぜひ!!(強め) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年6月6日 13時