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「スミレーっ、事故った時以来じゃーん、怪我なくて良かったなーおまえっ。」
久しぶりに北山に会えてスミレも嬉しそう。
私と章ちゃんと北山を同じだけ尻尾振りながら行き来して愛想振りまいた後、散歩に連れてけ、とばかりに私にリードを持ってやってくる。
「北山もほんとに行くの?」
「行くよ。」
「ええやん、ゆっくり歩いたら。そんで三人で河川敷でランチしようやー。」
「あ、いいね、やっさん!」
・・・・・・いいけど。
私と章ちゃんの空間に北山がすんなりと溶け込んでる事にまだ違和感が拭えないんだよね。
「あっちーな、」
「うん。日陰探そ。」
章ちゃんオススメのパン屋さんでパンを買って
河川敷のあずま屋を見つけてそこに座る。
軒下へ入ると風が気持ちよく流れててほっと息をついた。
「で?二人でまた暮らしてんねやろ?まだ付き合わへんの?」
「やっさーん、こいつに何か言ってやってよ。全然その気ないみたいでさぁ。」
「章ちゃん。変なこと言わないで。」
章ちゃんはどうして私と北山をくっ付けたがるかな。
そういうの、ちょっと傷付く・・・。
なのに、章ちゃんは私と北山を交互に優しく微笑みながら見てるんだ。
「あー、しかしビール飲みてーっ。」
アイスコーヒーの紙コップをコトン、と置いた北山が悶えてる。
「入院してからずっと控えてるもんね。」
「暑っつい時のビール最高やしなぁ。よし!今から買ってこっか!」
「え?マジ?飲む?飲んじゃう??」
「北山っ、あんまり飲んだら良くないと思うよ?」
「そんな飲まねーよっ。ったくおまえは心配症だな。」
クスッと笑った章ちゃんは
じゃあ、ここは暑いからスミレに負担だし、帰る途中でスーパーに寄って行こう、と言うからウキウキしてる北山に手を貸して皆で章ちゃんの家に戻る事になった。
「Aもせっかくやから。タクシー代行で車も持って帰ってもーたらええし飲みやぁ。」
そう言われたら断らないよね。
私だって、北山が入院してからずっと気を張ってたし飲んでなかった。
三人で乾杯をして
久しぶりのビールを喉に流し込むと
一気に緊張感が解けた。
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Haru(プロフ) - あやかさん» いえいえ!ていうか気負っても気負ってなくても今まったく続きが思いつかなーい(笑)また宜しくです(^^) (2020年7月13日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 逆にプレッシャーかけてしまっててらごめんなさい( ; ; )参考になるか分かりませんが、私で良ければ参加させてください\(^^)/(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» ありがとうー!面白い続きにしなきゃーって気負ってますがつまんなかったらまた座談会します(笑)参加して(笑) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» ダメダメ、親戚のおばちゃんじゃなくて主人公になって(笑)これから完治するし!そしたら。。むふふふふふふふ(不敵な笑み) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» 私も興奮MAXだった(笑)一人で再現してください、ぜひ!!(強め) (2020年7月11日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年6月6日 13時