検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:248,806 hit

ページ3






小洒落たダイニングバー。



太輔はあまり飲めないけど
私もあまり酔うと帰って来るひろくんにご飯が作れなくなるから一杯だけ。



そう言うと目を丸くした太輔だけど
気にせず二人で乾杯する。




「A・・・、結婚して少し変わった?」


「そう?」


「相手を思ってお酒控えるなんて俺の知ってるAとは違うかな。」


「なにそれ、失礼じゃない?」




その通りなんだけど
言葉にして言われると突っ込んでしまう。


私の返しにおかしそうに笑ってる太輔。




「それだけ旦那の事好きなんだ。すげーな。よかったじゃん。」


「・・・・・・うん。だけど、自分の方が好きなのって辛いね。」


「そ?楽しいじゃん。俺はAと付き合ってる時めちゃくちゃ楽しかったけど?」





いたずらっぽく上目遣いで見られて、思わず目をそらす。




あの頃、太輔に不安な気持ちさせてたんじゃないかな、とか
きっと絶対愛情表現足りなかったよね、とか
色々思いだしてしまうから、今考えるとなんだか申し訳ない。




「俺、喜んで貰うの嬉しかったからその当時はAにめちゃくちゃ尽くしたよなー。いい思い出。」


「・・・あの頃はたくさんありがとう。」




姫扱いしてくれた代表選手みたいな人だった。


優しかったしなんでもしてくれたし
どうして別れたんだっけ・・・?



ひろくんを想ってると
昔の恋愛は相手にとって楽しかったのかなって考えてしまう。



なんだか私、片想いしてる人と結婚してるみたいな気分にすらなるし。



でも、そうだね。
それでも好きな人と一緒にいるだけで楽しいし
ドキドキするし、喜んで貰いたいって思っちゃうから私は今、幸せなんだ。



たまに笑いかけてくれたりしたらめちゃくちゃ嬉しくなっちゃうし



お仕事のない日はデートしてくれてめちゃくちゃテンション上がっちゃうし



・・・たまに求めてくれる時なんてドキドキし過ぎて内臓口から出るんじゃないかって程緊張してそれでも気持ちよくて・・・





って!
こんな所で何考えてんのっ。





・・・って色々考えてたら
なんだか頭がぼんやりしてきた。







※→←※



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (397 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1643人がお気に入り
設定タグ:北山宏光 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

mora(プロフ) - 通帳確認してみようかしら。もしくは、2年くらい飲まず食わずならいける?笑 (2020年9月13日 14時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» そうなのよ、500万だよ?頑張ったらいける(?)貯めよう(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» お得感出てきたよね?!(笑)うっかり払ってしまいそうになるー、ないけど(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» どの続編気になる?!またこっそり教えて(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いや、この話だいぶ長編案件なのよ。。そこまで書くと短編じゃ書ききれないなーって。だいぶ奥深い闇の長編になるでしょ?(笑)私も、宝くじしかねーなって思ったよ(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Haru | 作成日時:2020年7月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。