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「・・・・・・見てた、の?」
「たまたま見えたんだよ。大丈夫なのかよ?」
「だ、大丈夫ってなにが?」
「あんな人通りの多いとこでキスとかしてくるような奴だろ?ユイのなんなの?あの子。」
ちょっと待ってよ、
最初から否定してるみたいに聞こえる。
それじゃあんまりにもユイが・・・、
宏光やめてっ、
そう声を出そうとする前にユイが立ち上がった。
「・・・みっくん、意味わかんない。なんなのいきなり。そうだよ。友達なんかじゃないよ。ちゃんと付き合ってる。でも、みっくんと何か関係ある?」
ゾクッとした。
ユイのその表情
硬い声、
私の見た事のない"女"が、そこにいた。
いつの間に、私の知らない所でこんなに大人になっていたんだろう?
私が何か言うのも躊躇われる程
ユイは凛として宏光を鋭く見つめていた。
「男子高校生の考えてる事くらい、俺にはわかるよ、」
負けずと宏光も硬い声でユイを見てる。
「あの、宏光、もういいよ。私が後でユイとちゃんと話す「他人のくせに、いちいち口挟まないでよっ?!」
・・・・ユイ、
大人になったと思っていた娘の
突然の荒ぶった声に唖然とする。
「なんなの?お母さんと付き合ってるからって父親のつもり?!みっくんなんて、みっくんなんてっ、」
「や、やめて、ユイ「どうせすぐいなくなっちゃう癖にっ!!簡単にウチの事に口出さないでよっ!!」
______どうせすぐいなくなっちゃう癖に、
ユイの気持ちもわかるけど
私だって宏光とずっと一緒にいられるなんて思ってないけど
そんな風に、言葉にされると何も言えないじゃない、
「・・・・・・帰って。っていうかウチにはもう来て欲しくない。」
「・・・ユイ・・・、」
「今日の所は帰る。悪かったな。変な空気にして。でも・・・俺、ユイの事ほっとけねーよ。彼氏、一度紹介して欲しい。Aにでもいいからさ?」
「よく言うよ!彼氏にみっくんを会わせられる訳ないじゃん!もしどこかでバレたらどうするの??だから軽々しくそういう事言わないでっ、」
ユイの目からは、既に涙が零れ落ちていた。
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mora(プロフ) - 通帳確認してみようかしら。もしくは、2年くらい飲まず食わずならいける?笑 (2020年9月13日 14時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» そうなのよ、500万だよ?頑張ったらいける(?)貯めよう(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» お得感出てきたよね?!(笑)うっかり払ってしまいそうになるー、ないけど(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» どの続編気になる?!またこっそり教えて(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いや、この話だいぶ長編案件なのよ。。そこまで書くと短編じゃ書ききれないなーって。だいぶ奥深い闇の長編になるでしょ?(笑)私も、宝くじしかねーなって思ったよ(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年7月9日 21時