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ほんとに。
「私さ、物が欲しいっていうか、ひろくんとこうして楽しみたかったのかも・・・」
以前買ってもらったカバンや靴がお気に入りなのも
ひろくんと選んだからお気に入りなのかも。
結局、私の世界はひろくんで回ってるんだ。
「・・・悪いな、いつも放ったらかしで。なんか・・・姫扱いしてやるよ、とか豪語して結婚したのに全然だな、俺。クレジットカード渡して、家建ててさ?レモンも飼って。勝手にAが満足するもの全部揃えてやってる気になってたけどなんにもわかっちゃいなかったんだな、」
「・・・そんな事ないよ。」
「藤ヶ谷に会えて良かったかも。このままじゃせっかく手に入れた嫁に逃げられるとこだったわ。」
「そんな事ないっ!」
大きな声を出してしまった私にびっくりしてる。
でもね、ドSで自信過剰で生意気なひろくんにそんな事言わせたくないんだよっ。
「大丈夫っ、私っ。結婚する前の私とは違うのっ。ひろくんが好きだから、別に姫扱いしてくれなくても逃げたりなんかしないからっ。」
「・・・・・・そ?」
興奮してまくし立てる私を見て可笑しそうに笑い出すひろくんに少しほっとする。
「でもさ、一応、公約?したから。出来るだけ姫扱いするように務めますよ。・・・なんか他にして欲しい事、あったりする?」
「・・・・・・あるよ。」
キスたくさんして欲しい。
ぎゅーも、毎日したい。
でも、恥ずかしくて言えない・・・。
「言ってよ?」
「言えない、」
「なんで?」
「はっ、恥ずかしくてっ!」
既に顔、真っ赤だと思う。
これって私の考えてる事わかっちゃうんじゃあ?
狼狽えてる私を見てキョトン顔のひろくん。
でも何かを察したみたいでふんふんと嬉しそうに頷きだした。
「任せといて、お姫様、」
紙袋両手に抱えてるまま、
ちゅっ、と不意打ちでキスしてきた。
歩道のど真ん中。
行き交う人の視線が気になる。
少し時間を掛けたキスをした後
唇を離して
「続きは車の中で。」
意地悪に笑ってる。
「っ、家に帰ってからでいいよ?」
「ダメ。俺が我慢出来ないから。早く戻ろうぜ。」
まだ買い物の続きを楽しみたかったんだけど。
コインパーキングに向かうひろくんの背中に小走りでついてった。
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mora(プロフ) - 通帳確認してみようかしら。もしくは、2年くらい飲まず食わずならいける?笑 (2020年9月13日 14時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» そうなのよ、500万だよ?頑張ったらいける(?)貯めよう(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» お得感出てきたよね?!(笑)うっかり払ってしまいそうになるー、ないけど(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» どの続編気になる?!またこっそり教えて(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» いや、この話だいぶ長編案件なのよ。。そこまで書くと短編じゃ書ききれないなーって。だいぶ奥深い闇の長編になるでしょ?(笑)私も、宝くじしかねーなって思ったよ(笑) (2020年9月13日 13時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年7月9日 21時