※ ページ42
横目でテーブルの上のお皿をチラ見した瞬間、体が回転して、視界は真っ白い天井とみっくんのわるーい顔。
「おまえの考えてる事なんてお見通しだっつの。で？どんな男なわけ？」
おいしょ、と私の上に跨ったまま、ケーキを一口また食べたっ、食べたね？！
「わぁ、みっくん、ほんとにっ、私それ食べたいんだから全部食べないでっ、」
「うっせ、あー、これも食っちまおうかなぁ、」
「こ、子供じゃないんだからっ、」
「で？どんな男？言えっ！うりゃっ、」
今度は羽交い締めなんだけど。
みっくんのお口には2種類のケーキのクリームが付いてて、どんだけ必死なの？って思っちゃう。
「･･･普通の若い子だよ。」
「おまえの事好きなんじゃねーだろうなっ？」
「んなわけないでしょ？日頃何かと面倒見てあげてるからお礼だって言ってたよ？」
「ふーん？おまえってそんなに偉いんだ。」
「別に偉いわけじゃないよ、ただ歳食ってるだけっ、」
って！みなまで言わせないでっ。
「･････････で？高木とは？イチャコラしてねーだらろうな。」
･･････もしかして1番聞きたいのってそれじゃないの？って思うけど。
「してる訳ないでしょ。」
仕事の話ししかしない。
これは(これも)嘘偽りなく。
そこでため息付いて起き上がったみっくん。
体が解放されて、すかさずケーキのお皿を抱え込んだ。
そんな私を気にもとめず
ごろん、と寝転がったみっくんは
「あー！面白くねー！」と低く唸る。
「俺もおまえと同じ会社にいたら良かった。そしたらずっと監視しとくのに。」
「ふふ、それなら私もずっと監視しちゃうよ？いいの？」
「･･････それはやだ。」
だよね。
ほんと、勝手なんだから。
それなら、私だって女優さんとかモデルさんになってみっくんと同じ仕事場にいたいよ。
なんて、叶わぬ事言ってないでケーキ食べなきゃ。
「みっくん、私の誕生日期待してるね〜。」
催促も忘れずに。
こんなにヤキモチ妬いてくれてんだから
めちゃくちゃ期待して待ってるよ。
にしても、食べたかったやつ、ちょっとくらい残しといてくれてもさ･･･
ほんと、子供なんだから･･･
可愛いから許すけど。
FIN
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Haru(プロフ) - みんさん» お粗末様です(笑)早速更新したのでまたよろしくでーす(o^^o) (2020年12月27日 20時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» ごちそうさまです。パート5楽しみです！ (2020年12月27日 0時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» あんな人、テレビの中でしか見れませんよ通常は(T＿T)(悲)自分の部屋に出現したと想像するだけで。。。！！私も抱かれたい(便乗) (2020年12月23日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななこさん» ですよね、珍しいですよね、私が書くみっくんはいつもツンデレですから(笑)優しく話を聞いてくれるみっくんもいいですよねぇ。銀髪はマジでやばかったっすね！！！！ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 最近あんまりそーゆーの書いてないかなー？やっぱりこのお話は色気有りき？(笑)またパート5もよろしくです♪ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2020年2月14日 23時
