みっくんとケーキと私。 ページ40
・
「Aさんっ、お誕生日おめでとうこざいます、」
差し出された白い箱。
･･････へ？
「あの･･･なにかのか間違いでは？私、誕生日来月、」
「知ってるんですけどっ、俺、もう来週から転勤でいないんで、今のうちにお祝いしたくて、」
「えー？ありがとう、いいのー？」
はい、って少し照れくさそうな後輩くん。
なによぉ、いっつもそんなにお喋りする仲じゃないのにこんな事してくれちゃうんだ。
「いつもお世話になってるんで。今までの感謝の気持ちですっ、」
「･･･ありがと。私なんて何もしてないのに。そんなふうに言ってくれて嬉しいよ。向こうでも頑張ってね。」
･･････私も気が付けば社内で沢山後輩を抱えたベテランになってしまった。
こんな風に感謝を伝えられる日が来るとは･･･。
しみじみと嬉しさを噛み締めながら
頂いたケーキの箱を大事に抱えてお家に帰る。
・
「こんなに沢山･･･」
箱の中身は色とりどりの綺麗なケーキが並んでいてうきうきするし、彼の気持ちが嬉しくてじーんときちゃう。
よし！今日はこのケーキを夕飯にしよう、うん。
全部食べ･･･「なんだそれ？」
「ぎゃ！みっくん、またまたいつの間にっ？」
「つーか、マジでいっつもおまえ気付かなすぎ。今帰ったっつの。」
今日はなんの記念日？とか言いながら
私の隣に腰を下ろすみっくん。
「あのね？会社の後輩がね、お誕生日だからってケーキくれたのっ、」
「･･･随分早い祝いだな。」
「もう来週から異動でいなくなるからって。嬉しくてさぁ、」
「へぇ。良かったじゃん。」
みっくんも微笑んでくれて頭ぽんってしてくれるから
１ヶ月早いのに、もう今誕生日がいいです！って感じ。
「･･･にしてもすげー数。」
「ね。私一人暮らしってことになってるのに。こんなにくれるって私が甘党なの知ってくれてるのも嬉しいっ、ね、みっくんも食べる？」
「･･･俺、今無理だ、」
だよね、元々ケーキとか好きじゃないもんね。
むふふ。一人でぜーんぶ食べちゃおう♡
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Haru(プロフ) - みんさん» お粗末様です(笑)早速更新したのでまたよろしくでーす(o^^o) (2020年12月27日 20時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» ごちそうさまです。パート5楽しみです！ (2020年12月27日 0時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» あんな人、テレビの中でしか見れませんよ通常は(T＿T)(悲)自分の部屋に出現したと想像するだけで。。。！！私も抱かれたい(便乗) (2020年12月23日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななこさん» ですよね、珍しいですよね、私が書くみっくんはいつもツンデレですから(笑)優しく話を聞いてくれるみっくんもいいですよねぇ。銀髪はマジでやばかったっすね！！！！ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 最近あんまりそーゆーの書いてないかなー？やっぱりこのお話は色気有りき？(笑)またパート5もよろしくです♪ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2020年2月14日 23時
