Sweet Cherry ーみっくんが恋する彼女ー4

ぽつリンの恋。 ページ31

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私はぽつリン。



某テレビ局の中で生きてる女の子。



友達は黄色が取り柄の明るい、そらジローと
なんだかいつもいじけてる、くもジロー。





そら「なんだかさー、ずっとここにいんのも飽きてきたよな。」


くも「そうか？俺はずっとここにいたい。買われた人に酷い事されたらどーすんだよっ。ここは夜以外涼しいし、言うことないぜ。」


「でも･･･二人と離れるのは寂しいな。」




なんだかんだそらジローが人気があって買われてくから、くもジローと私が余りがちで寂しいのよ。




くも「お、芸能人っぽい奴来たぞ？」




ハットにマスクにメガネの男の人は
地味めな服装に関わらずなんだかキラキラと輝いてる。



ぶつぶつ言いながらうーん、と唸りながら私達を見に来た。



･･･素敵な声。
メガネの奥の瞳･･･



とっても見つめられてるんだけど、どうしよう？ドキドキする。




「これ、だよな？そらジロー。つかこのグレーとピンクはなんだ？」




隣りの男の人に話しかけてて
二人であーだこーだと話してる。




「うし。よくわかんねーから全色買おう。でっかいやつな。」


「いいんじゃないっすか？」




わ･･････。



そらジローとくもジローと私を持ち上げて
ぎゅっと抱えられた。




「写真撮って〜。」



よくわからない4ショット。



でも、そらジローとくもジローと一緒にこの人の家に行くのがワクワクしてきた。








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「みっくん！これ！全部買ったのー？玉森さん用でしょ？」


「おお。よくわかんなかったから全種買ってみた。」


「へぇー。私もよくわかんないのよ、実は。わ、でもこの黄色の、玉森さんになんだか似てるーっ、かわいいーっ、」





まさか、女の人もいる家に買われてくるとは。



かわいい、とそらジローを抱きしめてるその人の方がだいぶ可愛らしい。



そっか。
みっくんと呼ばれるその人の大事な人なんだね。


それなら私はみっくんとこの女の人、二人の癒しにならなくっちゃ。



･･･にしても。
そらジロー、いつにも増してほっぺたが赤い気がするのは気のせい？



無理もない。
男の人に買われたつもりがいきなりこんなかわいい人に抱きしめられたら。







そう思ってたのに。







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