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バレンタインデー。 ページ1

みっくんside





「ただいまぁ。」



「おかえりっ。」





早い。
いつもよりお出迎えが秒でびびるんだけど。




そして、俺が持ってる紙袋に既にロックオンしてる戦闘態勢のAの視線。





「チェックしまーす!」


「はいはい。食いたいだけだろー?」




今日は女性スタッフさん多かったから気使わせちまったし。



何気にめちゃくちゃ貰ってしまってお返しが大変だわ。




袋を素直に渡すと満足した顔でリビングに向かってる。



一つ一つ袋から取り出して目を皿のようにしてチョコレートの入った小箱の表から裏までガン見してる。






「はい、これ義理。」


「これも義理」


「・・・義理。」





いちいち口に出して言うな。情けなくなんだろ?



はぁ、とため息を付いてAの隣りに座ると
途端ピタッと動きを止めるA。





「これ、だぁれぇー?」




いや、怖い。ガチで怖いんだけど。
背後霊みたいなAに仰け反りながら差し出された箱を見る。



一つずつ貰った人の名前は書いといたから
その名前を確認するとスタイリストさんだった。





「スタイリストの人。」


「・・・美人?」


「まあまあじゃね?」


「若いの?」


「・・・・・・まあまあじゃね?」


「好みなのっ?」


「んあ?別に普通。」


「ふつう?!普通ってなに?!」









・・・女の勘、恐るべし。




確かにこの子だけは若干ガチ感はあった。
他のメンバーとは違う場所で渡されたし。





「いやっ、・・・義理だろ?ぜーんぶ義理っ。」




誤魔化せてる自信はもはやない。
でも、ここはややこしいから俺は義理チョコを貰ったと思い込んでる鈍感な男で突っ切ろう。




「わーん、嫌だよぉ。みっくんを狙ってる人がよりによって同じ職場にいるなんて!!!」


「・・・いや、仮にそうだとしても俺彼女いるだろ?目の前に。こーんなに若くて美人な彼女がっ。」


「・・・別に若くもないし美人でもないですけど。」






「「・・・・・・・」」






んなことねーって。
とか言い難いこの空気とAの圧にそろそろ耐えられそうにない。

※→



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設定タグ:北山宏光 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - みんさん» お粗末様です(笑)早速更新したのでまたよろしくでーす(o^^o) (2020年12月27日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» ごちそうさまです。パート5楽しみです! (2020年12月27日 0時) (レス) id: 299204cd01 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» あんな人、テレビの中でしか見れませんよ通常は(T_T)(悲)自分の部屋に出現したと想像するだけで。。。!!私も抱かれたい(便乗) (2020年12月23日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ななこさん» ですよね、珍しいですよね、私が書くみっくんはいつもツンデレですから(笑)優しく話を聞いてくれるみっくんもいいですよねぇ。銀髪はマジでやばかったっすね!!!! (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 最近あんまりそーゆーの書いてないかなー?やっぱりこのお話は色気有りき?(笑)またパート5もよろしくです♪ (2020年12月23日 20時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2020年2月14日 23時

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