Sweet Cherry ーみっくんが恋する彼女ー4

※ ページ26

『これ！注文し！』


『あ、いいね、かわいいー！』


「･･････え、無理だよ、そんなの。レース透け透けだよ？」




紺色だよ、確かに。





･････････総レースの



しかも、パンツ、隠してるとこ、なくない？




『うーん、確かにこれいきなりは藤ヶ谷さんも引くかなぁー？』




じゃあこれは？と差し出されたまた紺色のセットアップ



『清楚系♡』


『あ、いいね、これもいい！もう、二つ買っちゃいなよぉ、いつもイチャイチャしてるんならいくらでもいるでしょ？』





いや、私が付ける下着を
もうAちゃんがあっという間にポチして買ってしまった･･･




「えぇ･･･恥ずかしいよぉ･･･」






戸惑ってる時にガチャっとリビングの扉が空いて･･･
太輔が帰ってきちゃった！




「あ、太輔っ、お帰りなさい、今ね？」
「お、今流行りのリモート飲み会？」




きっと相手なんてすぐわかったんだろう。
なんの躊躇いもなく画面に寄ってきて
こんばんはーって挨拶しだしてる。




『こんばんは！』
『たいぴぃー、元気ー？』



「あ、今頃他の二人も家着く頃じゃない？」



そう言ってるタイミングでAちゃんの画面から玉森さんが顔を出した。



『こんばんはー、お、ガヤ、』
『あ、裕太お帰りー、』



ただいま、ってAちゃんを見る玉森さんの優しそうな顔･･･



す･･･すごっ美男美女すぎて直視出来ない。


画面越しだとドラマでも見てる気分になっちやう。




でもすぐに玉森さんはじゃあそろそろ切るねーっと
Aちゃんの意見も無視してプツっと画面から二人して消えてしまった。




「わ。玉、わかりやす。」


「え？どうして？なにがあったの？」


「イチャつきたくて我慢出来なかったんじゃないのー？」




Aっちを見るとうんうん、って顔を赤らめて頷いた後、私も消えまーす、ごゆっくり、と言って切ってしまった。




「あ。気を使われちゃったね。」


「まあいいじゃん。北山もすぐに帰ってくるだろうし。」




言いながら後ろから抱きしめられてキスしてくる太輔。



･････････どうしよ？
最近ほんとにずっとこんな事ばっかしてて
キスしただけで条件反射のように体が太輔を求めてしまう。

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