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「北山とはよく遊んでるの?」
「うん、そーだね。今日みたいにカラオケ行ったり大学の空き時間にゲームしたり。」
「へぇ。良かったらさ?二人で遊んでる時に俺も呼んでくれない?」
「・・・・・え?」
「二人、楽しそうだったから。俺も仲間に入れてよ。北山もいい奴じゃん?もっと仲良くなりたいし。もちろん、リカちゃんも呼んでもいいしさ?」
「・・・・・・、」
「・・・Aちゃん?」
「あっ、ごめん、うん、そうだね。ミツに聞いてみるね?」
心臓がドクドクと音を立てる。
まさかそんな提案されるなんて思いもよらないし。
ミツに言ったら喜んでくれるかな?
もう、最後にするって言ったばかりだったけど
藤ヶ谷くんからこんな風に仲良くなりたいって言われたらミツだって・・・。
・・・どうしよう、どうしよう、もしかして藤ヶ谷くんてミツの事、・・・好き、とか??
あれ?気になる子出来たって言ってたのはもしかしてミツの事???
ああぁぁぁぁぁ、わかんないわかんない、
とりあえずミツに聞いてみなきゃっ、・・・!
・
・
「んなわけねーじゃん。」
次の日の講義室。
先に来てたミツの隣りに座り込んで昨日の話を興奮気味に話す私を一蹴するミツの一言。
私の今までのドキドキを返してってくらい
冷たい声で返された。
「だってっ、藤ヶ谷くんがミツと一緒にって言ったんだよ??仲良くなりたいって!ね、これって期待してよくない??」
「だから、藤ヶ谷はソッチじゃねーの。俺の事なんて気になるわけないって。」
「・・・そうなのかなぁ、」
なんだかいい報告をしたつもりだったのに
どんどん不機嫌になっていってるミツ。
「・・・つか、おまえ、気付いてねーの?」
「なにを?」
「ちなみに確認するけど、Aって最後の彼氏って高三の時だったっけ?」
「・・・そうだよ、三年前。」
「・・・・・・・・・清い感じ?」
「は、はい?なんでそんな事、ミツにっ??」
「だっておまえ、恋愛がなんたるか、も全くわかってなさそーだから。どれくらいの経験値なのかと思って。」
「・・・うん、そう。私ほんとに恋愛に疎いのっ、」
「わざわざ言わなくても今わかったわ。」
ふぅーとなぜか大きくため息をつかれて
昨日藤ヶ谷くんに笑われた時と同じような情けない気分になった。
藤ヶ谷くんもミツもどうやら私よりもかなり経験豊富らしい。
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Haru(プロフ) - ななこさん» このお話と俺の妹はずっと気になってはいるんです(--;)ただ、今猟奇的を終わらせないと、と考えながら行き詰まってしまっていて。。少しずつの更新になるかもしれませんが再開はしようと思っています。覚えていて下さって嬉しかったです。頑張ります(^^) (2020年10月10日 21時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 続き気になるのでお時間あったらお話更新して欲しいです!また「オレの妹の恋愛事情。」も私が占ツクを読み始めた頃に読んだ作品で是非結末まで見たいので書いてくれると嬉しいです!Haruさんの作品が好きで何回も読み返しているのでこれからも楽しみにしています♪ (2020年10月9日 21時) (レス) id: f61375cbdf (このIDを非表示/違反報告)
さっこ(プロフ) - あー、ダメだそっちか…というのが率直な感想ですが、きっと私の予想なんて当たるわけないのでこれからの展開…切なくなるけどなんとか付いていきたいと思います(・・;)君のその手に、もだいぶ切なく感じてたんですけど、まだそれ以上があるとは…震えます(笑) (2020年3月7日 22時) (レス) id: 6eb9e2cf38 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - まだまだ切なくなるのか…がんばってついていきますね(笑) (2020年3月7日 21時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 切ないですよぉ。そしてまだまだ切なくなります(T_T)この辛さについてこられか(笑)私の書く切なさの限界に挑戦したいと思います(笑) (2020年3月7日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2020年2月16日 14時