You love me？２

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「･･･真面目か。」


「ったりめーだろ？こういう大事な話はしときたいの。ど？俺の事、信じられる？」





うん、と、頷いて顔を上げたその目が少し潤んでる。





「ありがと、ひろと出会えて良かった、私。」


「ん、俺も。」





抱き寄せてキスをする。



こんな気丈な女に自信喪失させた元彼がめちゃくちゃムカつく。


俺はいつまでもAを気高くいさせてやるよ、その見た目通りにな。









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今日は俺らを結びつけてくれた行きつけの店でAと待ち合わせ。



なんとなく一緒に店に入りたくて
外でタバコ吸いながら待ってる。






「ここさ、すげー憧れのカップルいんの。」


「なんだよそれ？」


「すげー美人の彼女にかっこいい彼氏がついててさ。」


「へぇー。」


「俺もあんな彼女欲しーってなんだよー、あの二人見てたら。」


「おまえは全然かっこよくねーぞ？」


「わかってるよ！だから憧れだっつってんだろ？今日会えるかな〜、」





どっかで、聞いた事あるような話だなと思いながらも聞き流してると、その会話の一人とパチンと目が合った。



大学生かな？
俺と目を合わせた途端
やべって顔して連れと店の中へ入ってった。




・・・ん？



憧れのカップルって、もしかして俺達の事？
まさか･･･な。



でもAが到着して二人で店に入ると
さっきの大学生っぽい子とまたバッチリ目が合ったわ。



･･･A狙ってんじゃねーだろーなって思うけど
ガキ相手に闘争心燃やすほど子供じゃないの。俺は。



いつも通り、いや、いつも以上に誰にも聞こえないように二人で顔を寄せ合って静かに飲みながらポツポツと話をする。




今日のAはまた格別に綺麗。
自信持てて、更に磨かれたって感じ？





俺の憧れだったカップルの彼女だったA。
今、その彼女の隣りにいるのは俺で相応しいかな？



Aの自信が取り戻せたのはよしとして
俺はまだまだ油断なんてしない。



いい女、しかも一人飲みが好きでワンナイトの過去がある彼女なんて気が抜けないんだから。





「ね、あそこの学生みたいな子、チラチラ私達を見てるみたいなんだけど。なんか可愛いね。」





・・・マジで？あいつまで敵なわけ？




「俺以外の男、見んの禁止な？」




ほんっと、さっさと結婚でもしちまおっかな。
早く大人の余裕？持ちたいぜ。






「ワンナイトの彼 ひろside 続き」



Fin

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