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「よっ、」
よっ、って･･･、
私達、随分久しぶりなのに変わらない挨拶に懐かしくてほっとする。
「家入れてよ？」
固まる私になんて事ないように寄ってきて
持ってる鍵を取られた。
「708号室、だろ？」
お母さんから聞いたんだろう。
まるで普段から来てるみたいに自然に
エレベーターに乗り込み、７階へ続くボタンを押してる。
またまた勝手に鍵を開けておじゃましまーす、と勝手に入ってくひろくんの後へ続く。
「綺麗なマンションだな。」
「う、うん。」
「セキュリティもしっかりしてるみたいだし。」
「まぁ、ね。」
「ちょっと安心、」
気が付いたら抱きしめられてた。
その瞬間、泣きそうになる。
「お待たせ、」
「･･･なにが？」
「こうしたかったっしょ？」
「･･･何言ってんの？」
耳元で響くひろくんの声は
懐かしいあの頃のまんまの声で
だけどその話し方がいつもと全然違うから
私、誰に抱きしめられてるんだっけ？ってわからなくなる。
「俺は、めっちゃ待った。俺達が大人になるのを。」
「･･･どういう意味？」
「もう、誰にも文句言わせねー、」
文句？
大人？
「･･･ひろくん？」
抱きしめられてるその胸を押して
ひろくんの顔を覗き込む。
「ずっと好きだった。小さい頃から。でも、好きって思っちゃいけないんだろうなって。･･･でも、他に好きになれる子もいないし、Aだって俺の事･･･意識してただろ？」
男のひろくんに好きだと言われて
相思相愛だったんだ、って･･･
でもっ、ダメでしょ？私達、従兄弟でしょ？
「おばさんに了解取ってきた。Aを俺の嫁さんにしてもいいか？って。」
「･･･え？？」
「いよいよこの時が来たわね、だって。オッケー貰ってきたから。まぁ、嫁の前にまずは付き合いなさいって言われたけど。」
「まっ、待ってっ？だって私達･･･っ、」
「従兄弟でも結婚出来るでしょ？」
･･･え？そうなの？
でも、･･･でもっ、そんなの本当にいいのかな？
「って。俺勝手に自分の気持ち話してるけど。Aの気持ち、聞かせて？」
ソファに座らされて体を密着させてひろくんが隣りに。
それは小さい頃二人でそうして座るのが普通だったから酷く懐かしくて
だからかな。
私の気持ちを素直に言っていいのかって、迷ってしまう。
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mora(プロフ) - アンケートこたえてきましたよー！ (2020年6月27日 22時) (
レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 優しめと激しめってほんと温度差があると思うんですよ(笑)いつか二人がその温度差を埋めていけば良いなぁ、という解釈でお願いします(笑)次は恋の闇♪ (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» いや、確かにわかります(笑)私もその願望の塊です()いつかりーちゃんさんをめちゃくちゃにしたいと思いますのでよろしくお願いいたします(笑) (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 同窓会の更新ありがとうございます！つ、つ、つ、ついにー！！！これで優しめとか、どんだけ激しいのか気になるなぁ〜 (2020年6月27日 8時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - わたしめちゃくちゃにされたい願望強すぎなんですね(笑)激しめの北山くんばかり欲しております(笑) (2020年6月26日 18時) (レス) id: 21de289748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年11月22日 21時
