You love me？２

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「俺と、恋愛し直そ？」


「だから嫌だって、」


「気にしないよ？なーんにも。」


「わ、私が気にするっ！」


「まずはチューから。」





わ！しないしないっ！



そう思う間もなく軽く唇に宏光のそれが押し当てられていた。





ふわっ･･･と香る、
タバコの香りと男の匂いに思考停止









「おーい、盗み見すんなーっ。」







えっ？！？！




振り向けばリビングのドアの隙間から
子供達がキャッキャ言いながら覗いてて我に返る。





「な、っなっにすんのーーーっ！！」


「公開キス。」






なっ、なにを公開リハ、みたいに言っちゃってんだかっ、




狼狽えてる私とは正反対な
余裕たっぷりでドヤ顔の宏光。






「いいじゃん。ゆっくりで。また来るな。」




立ち尽くす私にひらひらと手を振り家を出て行ってしまった。




早速キスなんてしてきて何がゆっくりなわけ？？



でも･･･



史上最大にドキドキしたそのキスは
宏光の唇の感触をしっかり私に刻み付けて頭から離れてくれない。







「お母さん！みっくんからライン来た！！」




えっ？もう交換してるわけ？いつの間にっ？！



娘が興奮気味に差し出す携帯画面には




『今度、母ちゃんとお泊まりしてきていー？』




ってお気楽なスタンプ付き。




ぜ、全然ゆっくりじゃないじゃん！！バカ！！




って、




いつの間にかもう、私は宏光の彼女になってるみたいだ。






「･･･嘘でしょ？」




これから私は初恋だった恋愛をこの年齢でやり直すことになる。








「北山宏光が彼氏とかやっば！！」と娘。







確かにやばすぎる。


ほとんど恋愛しないまま、
結婚も出産も離婚も経験した私の人生。



今からこんな刺激的な恋愛が待ってるとは想像すらしてなかった。




これから･･･



宏光とどんな付き合いになるのか
乞うご期待。






「母ちゃん！やっば！！マジで見直したっ！！」




子供の育て方も間違ってなかった(？)みたいだし。




「マジでやばいよね。」




誰かたすけて



同窓会の前に私を戻して。



でも･･･こうなるってわかってたら、









それでも、









やっぱり行ってたかな。







「同窓会」




FIN

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