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「今は?彼氏とかいんの?」
突然思ってもない質問に笑ってしまった。
「いるわけないじゃん!こんなおばさんに!」
酔いも手伝って
宏光との緊張も解けてきたら一度笑うと止まらなくなってきた。
お腹抱えて宏光を見ると
笑う所かじっと私を見据えてた。
「へ・・・どしたの?」
「自分の事そんな風に言うなよ。全然おばさんなんかじゃないって。」
「いや、・・・だって、」
上の子がもう高校生だよ?
下の子の反抗期で、くそババア、とか言われ倒してるしね?
そんな私が彼氏なんているわけない。
「俺さ、高校の時、Aの事好きだったんだぜ?知らなかったろ?」
「え・・・?」
「ほんとは告白しようと思ってたんだけど、その矢先で事務所入ってさ?急に忙しくなるもんだから、なんか、言えなかった。」
「そ、そうだったんだ。全然気が付かなかった。」
私が一方的にいいなって思ってるだけかと思った。
宏光とは仲良かったけど
同じように仲良くしてる女の子は他にも沢山いたように記憶してる。
「とか、言いながらさー、今日の同窓会で、同じように前好きだったってさっき言い倒して来たんじゃない?」
そうだね。きっとそう。
宏光の事だからチャラーく皆にリップサービスしてんだわ。
危うく昔の事とは言え舞い上がるとこだったじゃん「本気で言ってる?」
・・・あれ?
さっきとは打って変わって顔、怖い。
「なんだよ。勇気振り絞って言ったのにそうなんの?今日はほんとはAに会うために来たのに。これも信じてくれないわけ?」
え?そう、なの?
真顔だし冗談ではなさそうでびっくりする。
「そ、そうなんだ。がっかりでしょ?久々に会った私なんて。」
「だからそういう事ばっか言うなって。そんな事ねーよ。会えて嬉しかった。こうして二人になるチャンス伺ってたんだ。」
「そ、そう、」
なんて返していいのかわからない。
久しぶりに会って、がっかりされてなくて(口だけかもしれないけど)二人きりになりたかったみたいで・・・
「・・・二人で抜けない?俺話したい奴とはもう話したし。本命に会えたし。」
どうしよう?
宏光が私なんて相手するわけないのに。
男の人と二人でどこかへ行く事すらありえないと思ってたのに宏光だから断れなかった。
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mora(プロフ) - アンケートこたえてきましたよー! (2020年6月27日 22時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 優しめと激しめってほんと温度差があると思うんですよ(笑)いつか二人がその温度差を埋めていけば良いなぁ、という解釈でお願いします(笑)次は恋の闇♪ (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» いや、確かにわかります(笑)私もその願望の塊です()いつかりーちゃんさんをめちゃくちゃにしたいと思いますのでよろしくお願いいたします(笑) (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 同窓会の更新ありがとうございます!つ、つ、つ、ついにー!!!これで優しめとか、どんだけ激しいのか気になるなぁ〜 (2020年6月27日 8時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - わたしめちゃくちゃにされたい願望強すぎなんですね(笑)激しめの北山くんばかり欲しております(笑) (2020年6月26日 18時) (レス) id: 21de289748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年11月22日 21時