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私の気持ちなんてわかるわけないひろくんは
怪訝そうに私の腰を抱き寄せて隣りに座らせる。
･･･慣れてないんじゃなかったっけ？
こんな抱き寄せ方、まるで長年付き合ってる彼氏みたいなんだけど。
「ね、Aさん、またこうして会って欲しいって言ったら怒る？」
「･････････え？」
「一度だけって思ったけど･･････こんなの、一度でやめらんないよ、また、･････････抱きたい。」
私を抱きしめて「ダメだよな、」って自嘲したような声が耳元で響く。
嬉しいけど。
でも、それは私じゃなくてもいいんだよね？
そう思うと、なんだか複雑で。
「他の人とも経験してみたらいいと思うよ？彼女の為なら。」
大人ぶった事を言ってしまうのは
これ以上傷つきたくないから。
すると、彼は私の顔を恐る恐る覗き込んで
バツが悪そうに、俯いてしまった。
そんな顔しないでよ。
惨めになるだけじゃん。
「･･････他の女の人とか、無理だと思う。やっぱりAさんじゃないと、嫌だ。」
ようやく、欲しい答えが聞けた。
そういえばさっきもそう言われたから部屋にあっさり入れたんだったよね。
「･･･どうして、私？」
「だって、Aさん、優しいし。結局俺のわがまま聞いてくれたし。それに･･････」
最後は言いにくそうに黙っちゃうから
「それに？」と彼の言葉を反復してみる。
「こんな気持ちいいの、他の女の人と経験出来るとは思えない、」
・・・なにそれ、そんなのわかんないよ？
そう言ってあげたいのに
彼の言葉が嬉しくて思わず抱きしめてしまう。
「仕方ないな、じゃあ、これからも付き合ってあげるよ。」
「ほんとに？」
「うん、私に彼氏が出来るまでね。」
上から目線で言うのは立場が逆転するのが怖いから。
でも、ひろくんは突然笑顔から険しい顔になった。
「･･････彼氏ともこういう事すんだ。」
「そりゃ、･･･そうじゃない？」
「･･･彼氏、作んないでよ、」
「･･････やだよ。」
ほんっと、わがまま。
自己中すぎる。
でも、やだよ、って言いながらきっと私は彼が私から羽ばたいてくまでずっと一緒にいるんだろうな。
でも、それでもいいかな。
彼と一緒に疑似恋愛、してみるのも。
「恋の闇ー番外編ー」
FIN
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mora(プロフ) - アンケートこたえてきましたよー！ (2020年6月27日 22時) (
レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 優しめと激しめってほんと温度差があると思うんですよ(笑)いつか二人がその温度差を埋めていけば良いなぁ、という解釈でお願いします(笑)次は恋の闇♪ (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» いや、確かにわかります(笑)私もその願望の塊です()いつかりーちゃんさんをめちゃくちゃにしたいと思いますのでよろしくお願いいたします(笑) (2020年6月27日 11時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 同窓会の更新ありがとうございます！つ、つ、つ、ついにー！！！これで優しめとか、どんだけ激しいのか気になるなぁ〜 (2020年6月27日 8時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
りーちゃん(プロフ) - わたしめちゃくちゃにされたい願望強すぎなんですね(笑)激しめの北山くんばかり欲しております(笑) (2020年6月26日 18時) (レス) id: 21de289748 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年11月22日 21時
