※ ページ16
「･･･亮ちゃん？
亮ちゃんだって自分の部屋に元カノの思い出いっぱいある癖に私ばっか責められるのおかしいと思うっ。」
出た。またやAの反撃。
「何度も言うてるやろ？鍋とかフライパンとかそんな実用品思い出のうちに入るかっ？」
ムスってしてる。
「こんな事言いたくないけど、亮ちゃんこの前寝言で元カノさんの名前つぶやいてたんだからね？」
涙声で言われてマジで？ってなる･･･。
「亮ちゃんの方がまだ前の彼女引きずってるんじゃないの･･･？」
堪え切れずに出た涙を拭きながら家出てってもうた。
･･･あかんわ。さすがにそれはオレが悪い。
なんで今更前の彼女の名前なんて･･･。
もうすっかり吹っ切れたはずやろ？
そっか。オレもAも
失恋してから新しい恋までの期間が短すぎてんな。
お互いまだ前の思いを消化出来てないまんま付き合い出してもうたから。
こんなくだらんケンカになってまう。
オレもそこんとこちゃんとわかってやらな。
ひたすらAの帰りを待ってる間に冷静になれた。
Aが帰るのはオレん所しかないねんから。
辛抱強く待ってたらようやく玄関の扉が開いた。
「･･･頭冷やしてきた。」
「オレも。
ごめん、言い過ぎた。」
こっち来て？ってオレの膝の上に座らせて向かい合う。
「なあ？A？オレらはオレらなりに焦らずやってこか？
まだまだ前の人への思いが捨てられへん事やってあるやんな？」
まあ、オレは今はAしか見えてないけど。って付け加えとく。
「でも寝言はあかんよな？そん時は叩き起してそん時怒って？」
複雑な顔したAがオレの話しにうんってとりあえず頷いてる。
「亮ちゃん？ごめん。ネックレスはほんまに捨てようって思ってたのに･･･。」
「いいねん。ほんまに踏ん切り付いた時で。」
「いいの？」
うん。ってちょっとカッコつけ過ぎかな？
Aがギュッって腕回して来た。
「亮ちゃん、でも私ほんとに亮ちゃんの事好きだからね？それだけは絶対だから。信じて？」
Aの声が震えてる。
そうやん。わかってる。
ちょっとお互いまだ気持ちの切り替えが出来てないだけ。
きっとそのうちこんな言い合いも無くなんねん。
お互いでいっぱいになるにはもう少し時間が必要や。
「オレも。ゆっくりやってこ？もう怒らへんし。」
疑いの目で覗き込んできたAに苦笑いしながらゆっくりとキスを落とした。
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Haru(プロフ) - ハチミツレモンさん» ありがとうございます！たっちょん、大丈夫でしたかね？^^;なんかだいぶ不安でしたが（笑）いつも励みになります。遅くなるかもですけど何か考えてみますね(^^) (2018年1月24日 16時) (
レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
ハチミツレモン - 私は丸ちゃんとたっちょんの続編が見たいです。ピンクな感じもよかったです。これからも続編が出来るまで待っています。(￣ー￣ゞ−☆これからも頑張ってね。 (2018年1月24日 16時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ひなさん» コメントありがとうございますっ！浮かれてます（笑）横山君のお話気に入って下さってありがとうございます。私も好きなお話しです。度量があれば挑戦してみたいので気長にお待ち頂ければと思います(>_<)ご期待に添えるかわかりませんが頑張ってみます。 (2018年1月24日 8時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - はじめまして。横山くんのお話が凄く素敵でした。優しくて、ワガママな横山くんにドキドキです。是非、続きを書いてください。 (2018年1月24日 7時) (レス) id: 186322dce6 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - ハチミツレモンさん» わわ！ハチミツレモンさんやあ。またまたコメントめっちゃ嬉しいですっ！丸ちゃんらしさが出たんじゃないかな？って自分で満足してます(笑)たっちょんが･･･本気で思い浮かばなくて^^;でもお陰様で頑張れそうです！ありがとうございます！！ (2018年1月22日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2018年1月11日 11時
