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「藤ヶ谷と相沢もマジで仲良いよなー。」
「うん。思うよ。すごくお似合いだよね。」
家に帰って一緒にお風呂に入ってベットの中。
「藤ヶ谷は結婚したらきっと相沢の尻に引かれんだろな。」
「そうなの?相沢さん藤ヶ谷の事ベタ惚れなのに?」
「それでも結局相沢の言う事はいはいって聞いてそー。」
なるほど。
気が強い相沢さんにはそういう優しい相手の方が合うのか。
「Aも、俺の事、尻に引いてよ。」
「わ。嘘ばっかり。だって宏光亭主関白っぽいとこあるじゃん。」
「そう?そんなつもりねーけどなー。」
ないの?
私が勝手に言いなりになってるだけ??
まあ、いいけどさ。尻に引く、とか私にはちょっと出来そうにない。
するりと宏光の腕が伸びて来て腕枕をしてもらう。
視線を感じて顔を横に向けると優しく微笑んでるその顔が好きだ、とマジマジと見つめてしまう。
「色々あったけどさ。俺はAと付き合うようになってから今まで、ずっと幸せだよ。」
「うん、私も。」
「過呼吸、平気?」
「うん。びっくりだけど、辞めるって決めたら息切れがなくなったの。」
マジで?と宏光。
なんだか気が抜けちゃった。
そんなにA支社は私にとって負担だったんだろうか。
「良かったー。」
「うん、宏光が心配してくれたから。もし私一人だったらずっと仕事続けてて苦しんでたかもしれない。」
私より私をわかってくれる人と一緒になれて
私をちゃんと愛してくれてる人と、これからもずっと生きてく事ってこの上ない幸せなのかもしれない。
「やっぱりAには俺がいなきゃダメっしょ。」
「はい。これからもよろしくお願いします。」
ふふっと笑い合ったかと思えば宏光が私に覆いかぶさってる。
「よし!子作りすっか。」
「えっ、」
「体調も戻ったなら遠慮しなくていいんだよな?」
・・・通りでさっき一緒にお風呂入った時なーんにもして来なかったはずだ。気使ってたのね。
「いいよ?でも、子作りって言い方がさー、」
「いーじゃん!健全じゃん!むしろゴム付ける方が俺達の間に隔たりがあるみたいで嫌じゃん!」
いや、すごい主張。相変わらず。
でもきっとこんな風に私は強引な宏光の言うなりに
心地よく、これからもずっと過ごしてくんだって思う。
いつもこんな私を愛してくれてありがとう。
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haru070917(プロフ) - ありがとうございます。でも北山夫婦のこれからも知りたいかなまた書いて下さい (2020年1月20日 21時) (レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 本編読み終えて下さったんですね!長い時間お疲れ様でした^^;ありがたいです。続編というか完全に桐谷部長のお話になるのでまた、趣向が変わるかもです。が良ければお付き合い下さいーっ♪ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 完結お疲れ様でした!遅ればせながら、本編を読み終え、自分の気持ちの中でとても上がっている作品なので、また続編を書いて頂けるなんて、とても嬉しいです(^^)楽しみにしています! (2019年12月21日 18時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» 素敵と言ってもらえてほっとしました。読み応えあるものを、と思っていたので嬉しいです(T_T)こちらこそ、ずっとお付き合い下さってありがとうございました!!(^^) (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» スッキリできてたー?いつもラストは難しいなって思うよ^^;nanacoちゃんもずっと読んでくれてありがとー!スピンオフもよろしくね♪ (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年11月23日 20時