４０ 北山side ページ40
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アイスを食ったら落ち着いたのか今度は何を喋る訳でもなくぼんやりしてる。
「タク、拾おうぜ。」
そう声を掛けてもコンビニの前にあるベンチに座ったまま、前を見てる。
「Aー？」
顔を覗くも、目を合わせてくんない。
「宏光、私ね、宏光が好きだよ。」
「おぉ、俺もAが好きだよ。」
って。どこでどんな話だよっ、
もうやけっぱち。
「宏光が、桐谷部長が好きなの私ずっと見てきた。」
「･･･そうだな。見せたくもねーのにかっこ悪いとこばっか見られてたよな。でももう昔の話だ。」
「･･･そうかな？･･･宏光、ごめんね、私ね？宏光が私と、別れたいってもし思ってたとしても、簡単にいいよって言ってあげられないくらい宏光が好きでさ。」
「なぁ、俺、おまえと別れたいなんて思った事ねーって。相変わらず暴走しすぎ。」
どう言えば伝わるんだ？
酔っ払ってない時に説明したらちゃんとわかってくれるんだろうか？
「でも、･･･いやだよぉー、やっぱり別れたくないよぉーーーーっ。」
「おい、人の話、聞いてっか？」
ダメだ、帰ろ。
Aの手を引いて立ち上がらせようとしてもちっとも動かない。
「だってさ、付き合ってからずっと優しいよね、宏光は。結婚してからもなんだかんだ家事、手伝ってくれるし。宏光の作るチャーハン最高だし。」
「はいはい、あんがと、帰るぞー、」
「うちの両親も大事にしてくれるし。うちの両親、宏光の事大好きだよ。」
「そりゃ、Aの家族は俺の家族じゃん？帰ろっか。」
「あと、生理痛の時！いっつもお腹に手を当てて寝てくれるじゃん？あれほんとに気持ちよくて。あんな幸せあるって知らなかったなー。もうそんな優しくされちゃったらさぁ、別れらんないってぇー、」
「だから別れねーっつの！ほら、帰るぞっ？」
ついにむにゃむにゃーってなって俺に寄りかかってきた。
はぁー。ほんと、手がかかる。
俺の肩に頭を乗せた柔らかいAの髪の毛が頬をくすぐって･･･
こんな瞬間、瞬間がすげー愛おしいっていつも思うんだ。
知らねーだろ、こんな俺の気持ち。
Aの髪の毛を撫でてやって俺の頬をすりすりする。
って、・・・・あれ？
A、最後に生理来たの、いつだっけ？
途端冷や汗が出て、頭を巡らせる。
思い違いじゃなければ俺達が異動する一ヶ月前からもう、なくないか？
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haru070917(プロフ) - ありがとうございます。でも北山夫婦のこれからも知りたいかなまた書いて下さい (2020年1月20日 21時) (
レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 本編読み終えて下さったんですね！長い時間お疲れ様でした^^;ありがたいです。続編というか完全に桐谷部長のお話になるのでまた、趣向が変わるかもです。が良ければお付き合い下さいーっ♪ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 完結お疲れ様でした！遅ればせながら、本編を読み終え、自分の気持ちの中でとても上がっている作品なので、また続編を書いて頂けるなんて、とても嬉しいです(^^)楽しみにしています！ (2019年12月21日 18時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» 素敵と言ってもらえてほっとしました。読み応えあるものを、と思っていたので嬉しいです(T＿T)こちらこそ、ずっとお付き合い下さってありがとうございました！！(^^) (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» スッキリできてたー？いつもラストは難しいなって思うよ^^;nanacoちゃんもずっと読んでくれてありがとー！スピンオフもよろしくね♪ (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年11月23日 20時
