28 ページ28
・
「ごめん、ほんとは、久しぶりに桐谷部長に会って好きだった気持ち、ちょっと思い出した。」
「・・・だよね。見たらわかった。」
「でも、なんもねーよ。大丈夫。」
「うん・・・。信じていい?」
「あたりめーだろ。俺、おまえとこうしてるだけでもうこうなっちゃってんのに。」
・・・だよね、さっきから太ももらへん、固いの当たってるし。
「それに、おまえも俺といると過呼吸なんて、なんねーじゃん?俺達は一緒にいなきゃいけないんだよ。」
「宏光?あのね、過呼吸の事、黙ってたわけじゃないの。最近息苦しいなって思ってた所にたったさっき崎本部長にそうなんじゃないかって教えて貰った矢先だったんだよ。」
「教えて貰った?」
「私の様子見て、そうなんじゃないかって。二酸化炭素吸えばいいからってやり方教えてくれたの。」
「・・・・・・俺、全然気が付かなかった。」
「違うのっ、宏光といたらそんなのなかったの。いつも、会社に行ったら呼吸が早くなっててね?」
「・・・会社に、ストレスあんの?」
急に心配そうに見つめられて
どう説明したらいいんだろう?
「・・・自分では無意識なんだけど。頑張んなきゃって意気込み過ぎだって、崎本部長に言われて、そうかもしれない、とは思った。」
「そっか。Aは無理しすぎるとこあっから。」
「宏光もだけどね。」
「俺はそういうプレッシャーは逆に楽しむタイプなの。」
「・・・うん、そうだね。私、上手く出来なかったみたい。」
お互い、なんとなく誤解が解けてちゃんと向き合って話せるとほっとする。
桐谷部長の事もバカ正直に気持ち揺れた事白状しちゃう宏光にはやっぱりモヤっとするけど変に誤魔化されてると余計不信感募ったかも。
「ごめんね、心配かけて。宏光がいれば私また頑張れるから。大好きだよ。」
改めて、宏光の存在に感謝。
「ふふっ、久々だな、Aの重いやつ。」
「ちょっ、重いとか言わないのっ。こういうのは思ったら伝えたい「俺も。愛してるから。」
髪の毛を撫でられながら
不意打ちの滅多にない宏光の甘い言葉。
その甘い視線に見下ろされて
まだ結んでるネクタイ姿とか
まだ仕事モードな髪型とか
いつものベットの上で見る宏光と違うから
また私は宏光に翻弄されてしまう。
ずっと、大好き、しかない。
1064人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
haru070917(プロフ) - ありがとうございます。でも北山夫婦のこれからも知りたいかなまた書いて下さい (2020年1月20日 21時) (レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 本編読み終えて下さったんですね!長い時間お疲れ様でした^^;ありがたいです。続編というか完全に桐谷部長のお話になるのでまた、趣向が変わるかもです。が良ければお付き合い下さいーっ♪ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 完結お疲れ様でした!遅ればせながら、本編を読み終え、自分の気持ちの中でとても上がっている作品なので、また続編を書いて頂けるなんて、とても嬉しいです(^^)楽しみにしています! (2019年12月21日 18時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» 素敵と言ってもらえてほっとしました。読み応えあるものを、と思っていたので嬉しいです(T_T)こちらこそ、ずっとお付き合い下さってありがとうございました!!(^^) (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» スッキリできてたー?いつもラストは難しいなって思うよ^^;nanacoちゃんもずっと読んでくれてありがとー!スピンオフもよろしくね♪ (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Haru | 作成日時:2019年11月23日 20時