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ちゃんと聞こうと思ってたのに
いきなり責めるようにまくし立ててしまって
もう制御出来なかった。
言えば言うほど、そうだったんじゃないかって。
悲しくて涙が止まらなくて。
宏光に抱きしめられてもそうやって誤魔化そうとされるのが嫌で思いっきりその胸を押す。
・・・・・・・っ？
あ、また、っ･･･
さっきの息が出来ない状態に近付いてくるのがわかって恐怖で体が強ばる。
どうすればいいのかパニックになって
またさっきと同じように胸元をギュッと掴んだ瞬間
気が付けば宏光に唇を塞がれてた。
もうその時には拒む程の余裕もないし
強く引き寄せられて頭を抱えられてされるがまま。
最初から激しく舌が入ってきて
あぁ、昨日まで私は宏光の事疑いもせずに大好きだったのに･･･って。
このキスで宏光との今までの結婚生活が幸せだったんだって改めて気付く。
ちゅっ、と音を立てて離れた宏光は私のおでこに自分のおでこをコツンと当てる。
「はぁ、っはぁっ、･･･っ、」
「もっかい、しよ、」
「っ、んっ･･･、」
また性急に舌が入り込んでくる激しいキス。
いつの間にか息苦しさはいつもの宏光とのキスの切ない息苦しさに変わってて、自然に宏光の首に腕を回してた。
「あ、いい感じ、」
そのままベットに押し倒されて首筋にキスを落とす宏光に肩が竦む。
「いつもの色っぽいA。」
そう言って柔らかく微笑むから
今度はキュンっと高鳴る鼓動が忙しい。
まだワイシャツのままでネクタイを弛めてる姿は
着替える間もないほど心配をかけたのかな、とも思う。
でも･･･、
「色っぽくなんかないし。」
桐谷部長の方が･･･。
私に色気なんてないし。
私なんてそんな魅力持ち合わせてないって、卑屈になる心。
「色っぽいよ。少なくとも俺だけにその顔見せといてくれたらいいし。」
「･･･宏光にしか見せてない。」
「･･･崎本部長にも？」
「やっぱりそれ気になってるの？そんな訳ないし。誰かさんと違ってっ。」
皮肉を言ったつもりなのに宏光は安心したような顔で笑って私を緩く抱き締める。
私もその背中に腕を回した。
やっぱりこうしてると
私は宏光がいなきゃダメなんだって再確認してしまう。
呼吸だって上手くできるの。
宏光は？
･･･私だけ、見てくれてる？
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haru070917(プロフ) - ありがとうございます。でも北山夫婦のこれからも知りたいかなまた書いて下さい (2020年1月20日 21時) (
レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 本編読み終えて下さったんですね！長い時間お疲れ様でした^^;ありがたいです。続編というか完全に桐谷部長のお話になるのでまた、趣向が変わるかもです。が良ければお付き合い下さいーっ♪ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 完結お疲れ様でした！遅ればせながら、本編を読み終え、自分の気持ちの中でとても上がっている作品なので、また続編を書いて頂けるなんて、とても嬉しいです(^^)楽しみにしています！ (2019年12月21日 18時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» 素敵と言ってもらえてほっとしました。読み応えあるものを、と思っていたので嬉しいです(T＿T)こちらこそ、ずっとお付き合い下さってありがとうございました！！(^^) (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» スッキリできてたー？いつもラストは難しいなって思うよ^^;nanacoちゃんもずっと読んでくれてありがとー！スピンオフもよろしくね♪ (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年11月23日 20時
