１７ 北山side ページ17
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今日はAの歓迎会の日。
本社とA支社の間ら辺までぶらぶらと歩いて
会が終わる頃にAと合流して一緒に帰ろう
そう思って通りすがりの店を横目に
時おりAの好みの服屋を覗いたりアクセサリーを見たりしながら歩く。
もうすぐ誕生日のA。
結婚してから初めての誕生日だ。
去年は知らなくてそのままになっちゃったんだよな･･･。
言えよ！っていう。
去年はクリスマスに指輪と、ピアス。
指輪っつっても婚約指輪だったし
ピアスっつっても半分は俺が付けてるし。
プレゼントっていうプレゼントはまだあげてない。
あいつは欲しい物は自分で買ってんだろうし
こういうプレゼントってほんと、迷う。
でも、結婚してから、こういうの毎年一緒にお祝いしていきたいなって。
そこでウインドウに飾られてるアクセサリーに目を落とす。
ブレスレット
・・・ベタだけどこれ、いいな。
ピンクとシルバーの石が多数埋め込まれて動く度にキラキラと光る。
Aに似合いそう。
こんなの持ってないしたまには大人っぽいもの付けて欲しいかな。って俺の願望だけど。
ちょっと値が張ったけど即買いしてしまった。
メッセージも付けた。小っ恥ずかしいけどな。
バレないように紙袋をビジネスバックの中に丁寧にしまって顔を上げると
「･･･宏光、」
麗華さんが、いた。
咄嗟の事で言葉が出てこない。
ただ、すごく間抜けな顔してるんだろうな、と客観的に思う。
お互い、見つめ合って沈黙が流れた後
ふいに麗華さんがふっと吹き出して笑い出した。
あれ？
こんな顔、俺、見た事あったっけ？
「なになに？伊藤さんにジュエリーのプレゼント？いいなぁ、新婚さんは。」
宏光、センスいいじゃん、このお店選ぶなんてって、なんだかテンションの高い麗華さんに気が抜けて俺も笑顔になる。
「いや、あいつに似合うか微妙だったんだけどさ、俺の好み押し付けてんの。」
「似合うよ、このお店の雰囲気と伊藤さん、とっても合ってると思う。」
「そ？なら良かったけど。」
不思議だ。
なんて事ないように話せてる事が不思議でしょうがない。
「どしたの？こんなとこで。･･･麗華さん今辞めて何してんの？」
離婚して、何してんの？
とは聞けなかった。
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haru070917(プロフ) - ありがとうございます。でも北山夫婦のこれからも知りたいかなまた書いて下さい (2020年1月20日 21時) (
レス) id: 6044a23124 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - あやかさん» 本編読み終えて下さったんですね！長い時間お疲れ様でした^^;ありがたいです。続編というか完全に桐谷部長のお話になるのでまた、趣向が変わるかもです。が良ければお付き合い下さいーっ♪ (2019年12月21日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - 完結お疲れ様でした！遅ればせながら、本編を読み終え、自分の気持ちの中でとても上がっている作品なので、また続編を書いて頂けるなんて、とても嬉しいです(^^)楽しみにしています！ (2019年12月21日 18時) (レス) id: d1d73bb006 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» 素敵と言ってもらえてほっとしました。読み応えあるものを、と思っていたので嬉しいです(T＿T)こちらこそ、ずっとお付き合い下さってありがとうございました！！(^^) (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» スッキリできてたー？いつもラストは難しいなって思うよ^^;nanacoちゃんもずっと読んでくれてありがとー！スピンオフもよろしくね♪ (2019年12月21日 13時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年11月23日 20時
