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12 北山side ページ12






そんな俺の心配なんて何も気付かないように
何の警戒も持たず今、俺の部屋に上原はちょこんと座ってる。




とりあえず付けたテレビをぼんやりと眺めてる上原を横目にうどんを作ってやる。






「ほら、食え。」


「・・・・・・。」


「俺が作ったもんが食えねーのか?」




勝手に作って勝手に押し付けて勝手に脅して。



それでもなんでもとりあえずなんか食わせたくて。


俺の朝からの気迫が伝わったのか上原は苦笑いしつつも頂きます、と手を合わせた。





「うまい?」


「うん。うまい。」


「全部食えよ〜」


「・・・うん。」





本気でこいついつから食ってなかったんだ?
結構な、勢いで夢中で食べだした上原に安心しつつも心が痛くなる。




「ごちそうさまっ。うどん作らせたら北山の右に出る者はいないねっ。」


「ばかやろ、なんも食ってなかったらどんなもんでもいつもより美味く感じるわ。」




完食していつもの上原に戻りつつあるなってちょっと嬉しくなった瞬間、上原の目からボロボロと涙が零れ出した。





「ふぇーん、北山〜、美味しかったよ〜、」


「お、おぅ、泣く程美味かったか。そりゃよかったよ。」




やばい。食ったら食ったで元気になった分
溜め込んでたものが全部出そうな感じ?





「つか何があったんだよ?話してみ?」


「やだ。」


「なんで。」


「・・・北山に言ったら怒られそうだから。」


「今更かよ。今までのおまえの言動には散々俺も説教してきたのにそれ以上って事?」


「そう。北山に話したら全部終わりそうだから言いたくない。」





尚更聞きてーじゃねーかよ・・・。





「じゃあさ、俺の話、聞いてみる?」




一か八か。
こいつが今沢村と終わりそう、と解釈した俺は意を決して攻めて見ることにした。







「知ってる奴の話しなんだけどさ?そいつの女友達、めちゃくちゃ好きな男がいんの。」


「へぇ。」


「でもその男はその女の子の事、全然本気になってくんなくて。結局、遊びの女扱いされちゃってるわけ。」


「・・・・・・。」


「その女の子にさ、そんな奴いい加減やめとけ、とか散々言ってたわけ。もちろん人の意見なんて聞く程回り見えてないんだけど、その子は。」

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Haru(プロフ) - にかみつばさん» みっくんの長年の恋がようやく実っての、完結でした。そう言って頂けてありがたいです!また他作品、遊びに来てくださいね!ありがとうございます(^^) (2020年5月25日 14時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - みっくんの恋が報われて嬉しいです。もっともっと読んでいたかったです。 (2020年5月25日 12時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» ありがとうございますー!みっくんの長年の口説きにようやく落とされまして無事完結致しました(笑)そうですよね、私ラブラブがなかなか書けなくてすぐ終わりにしてしまう悪い癖が(笑)他作品もよろしくお願いいたします♪ (2020年2月25日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» さっこさんもいつもコメントありがとうございます!番外編。。ちょっと今は考えられないですがそう言って頂けるのは幸せです。また読み直して下さるとは。。ありがたいですーっ、他作品も頑張ります♪ (2020年2月25日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます!女は愛される方が幸せ。。まさにこの物語がそうですよね。それが北山さんなら。。言う事ないのですが(笑) (2020年2月25日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年9月29日 8時

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