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あぁ、どうしようどうしよう、
いつもこんな事ないのに
部屋に北山がいる事なんて当たり前で
緊張なんてしたことないのに
急に覚悟を決めると今までの私達の関係からは想像もつかない、甘くなりそうな雰囲気にいてもたってもいられなくなる。
至近距離で私を見つめる北山は
これから起こる事が容易に想像付くほど色気を纏ってて準備万端って感じ。
･･･で、そんな愛しそうな目で見つめられると戸惑ってしまう。
私にそんな価値あったっけ？
もっと簡単にあしらうようにさっさとしてくれたらいいのに。
じゃないと、
じゃないとさ、
沢村くんより北山の方がいいって思っちゃうじゃん、
「っ、･･･そんな見てないで早くしてよ？」
ダメだ。ダメダメ。
この視線に捕まると自分が自分でなくなりそうで
よくわからない恐怖が押し寄せる。
早くして
さっさと服脱がせて してしまったらいいじゃん。
淡々として欲しい
感情とか見せて欲しくない。
嫌だよ
沢村くんとはいつもそんな感じだったんだからさ
沢村くんより優しくしないで
沢村くんより熱を持って見ないで
沢村くんより・・・・・
「ばーか。わかってねーな、おまえは。もう始まってっから。」
わかってるよ。
もうその視線だけで
北山の熱い体に縫い止められた体だけでド○○キしてるんだもん、
なにこれ。
これで始まってたら
本当に始まっちゃったら私どうなっちゃうわけ？
まだ軽くキスされただけ。
北山は私の前髪をふんわりと撫でながら優しく微笑んでくる。
「･･･好きだよ、A、」
「だから、雰囲気出して来ないでってっ、･･･っ、」
絶対わざとだ。
私の冷めた言葉を封じ込めるように唇を塞がれた。
クチュっ･･･て
舌が入り込んで思わず北山の服を掴む。
切ない吐息とともにどんどん深くなるキスに
明らかに沢村くんと違う人としてる自分がいて･･･
･･･私、沢村くんじゃない人としてるよ？
大丈夫？って自問自答してしまう。
なかなか離れてくれない北山の唇は
思った以上に気持ちよくて思わず我を忘れそうだ。
「第一関門、クリア、」
ゆっくりと離れた北山は私のおでこにコツン、と自分のおでこを合わせて来て妖艶に笑った。
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Haru(プロフ) - にかみつばさん» みっくんの長年の恋がようやく実っての、完結でした。そう言って頂けてありがたいです！また他作品、遊びに来てくださいね！ありがとうございます(^^) (2020年5月25日 14時) (
レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
にかみつば(プロフ) - みっくんの恋が報われて嬉しいです。もっともっと読んでいたかったです。 (2020年5月25日 12時) (レス) id: 74d56dba5b (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» ありがとうございますー！みっくんの長年の口説きにようやく落とされまして無事完結致しました(笑)そうですよね、私ラブラブがなかなか書けなくてすぐ終わりにしてしまう悪い癖が(笑)他作品もよろしくお願いいたします♪ (2020年2月25日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - さっこさん» さっこさんもいつもコメントありがとうございます！番外編。。ちょっと今は考えられないですがそう言って頂けるのは幸せです。また読み直して下さるとは。。ありがたいですーっ、他作品も頑張ります♪ (2020年2月25日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます！女は愛される方が幸せ。。まさにこの物語がそうですよね。それが北山さんなら。。言う事ないのですが(笑) (2020年2月25日 16時) (レス) id: a682c15f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年9月29日 8時
