42 二階堂side ページ43
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なんか太田が変だ。
ドアを開けた所にいる太田と一緒に部屋の外に出る。
「・・・太田?勘違いって、」
俺が過去、太田と、・・・そういう事しちゃった事?
でも、無かったことにしよって言ったのは太田だろ?
「北山さんの事、好きなの?」
俺の問いかけには応えずまっすぐ見上げられる。
太田が何考えてるのかわかんない。
「あぁ、好きになった。」
こいつにはちゃんと言っとかないと、と思って
素直に言ったのが、間違いだったのかな?
そのまま静かに目を伏せた太田は
何も言わずにその場から立ち去ってしまった。
関係を持った時も
告白された時も、いつも太田は太田だったのに。
嫉妬・・・?
北山に?
でも、俺、太田には付き合えないって言ったぞ?
つか言ってねーか?
あいつが勝手に今までと同じように仲良くしてね的な事言っただけか。
だから俺は太田とは男女の関係なく
前みたいに付き合っていきたいって、思ってたんだけど・・・
どうすりゃいいんだ?
とりあえず太田と話し、ちゃんとした方が良さそうだ。
でも、とりあえずは北山が目を覚ましてから。
そう思って部屋の中に入って
眠ってる北山のベットの傍に行く。
あれ、なんか、汗かいてる。
顔色も戻ってきてたのに、また具合悪くなってるみたいだ。
心配になって額に手をやると
北山がゆっくり目を開けた。
「北山?しんどい?大丈夫か?」
「うん。ごめん、二階堂くん、迷惑かけて、」
「いや、迷惑なんて思ってないけど。さっきより具合悪そうじゃない?」
焦ってまた額に手を当てようとしたらふい、と避けられた。
・・・え?
「ごめん、カナ、呼んでもらえる?」
「・・・・・・う、ん、わかった、」
しんどいから俺じゃなくて女の子に傍にいてもらいたいのかな。
俺、全然力になってあげらんないのか。
何かしらある違和感は
北山が辛いからかな、と思って平山を呼びに行く。
「え?二階堂が付いてくれてたらいいじゃん!」
なんて驚いて言われるけど
「・・・なんか、苦しそうで。俺、なんもしてやれねーから、平山行ってやって?」
そう言うと顔を顰めた平山は北山の部屋へ向かって行った。
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Haru(プロフ) - たいやきさん» ありがたきお言葉ー!(T_T)必ずや必ずや、完結致します!励みになります!頑張ります(>_<) (2019年10月20日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
たいやき(プロフ) - こちらの作品、大好きで、いつも更新楽しみにしています!!!完結できますよう、心から応援しています!!頑張ってください! (2019年10月20日 13時) (レス) id: 2edd79c1bf (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» ねぇ。どえむには堪らん表情よっ。次からは北山さんオンパレードにするつもりなんでご期待くださーい♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» よ、よかった。面白いって言って貰えて(笑)nanacoちゃんみたいにサクサク書けたらいいんだけどなぁ(--;) (2019年10月18日 19時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - きたっ!北山さんきたっ!優しい声で無表情!されたーい! (2019年10月17日 23時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年7月29日 19時