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いよいよ今日から軽井沢へ!
朝からソワソワしてしまって待ち合わせ時間はまだまだ先なのに準備万端。
落ち着け。
私服姿の二階堂くんを想像するだけで心臓がバクバクいってるっ、
あぁぁぁぁ、なんて恋愛偏差値が低いんだ、
こんな事でウキウキドキドキワクワクしている私は傍から見ればさぞ滑稽なんだろう。
「・・・なんだ?おまえ、」
ひぇ!お兄ちゃん!いつの間にっ。
ふぁーっとあくびして髪の毛をガシガシかきながら私の隣のソファへとドカッと座ってきた。
「・・・・・・おはよ、」
無言でじぃーっと見つめられて思わず目をそらす。
「・・・・・・今日は?一泊二日で軽井沢、だったよな?」
「そ、そうだよ?何か問題でもっ?」
「・・・男の匂いぷんぷんする。」
え。
「てめぇー。同期の女の子と行くっつってたの、嘘つきやがったなっ?」
「う、うそじゃないよ?ほんと!ほんと!ほんと!」
「で?誰と行くわけ?」
「だから同期の女の子だってば・・・、」
もう泣きそう。
このパターンは言うまでしつこいよ・・・、
「ついてこっかな〜、俺も連休だしなぁ〜。」
カナちゃんにも久々会いたいし、って不敵な笑み。
これがまた冗談に聞こえない所も怖い。
「う、うざっ、お兄ちゃんいい加減にしてよっ?」
「来る奴の名前全部言え。」
「なんでっ?!」
「とりあえずどんなヤローが来んのか知っとかないとじゃね?」
「し、知らなくてもよくね?」
「よくねーのっ。えーっと、千ちゃんか?まずは。後は?」
「あとは・・・」
ダメだ。
こうなったら逆らえない。
もう”ヤロー”が来る事は前提で話されてるから観念しないと。
千ちゃんとは飲み友ってのは知ってるから
後は山田くんと川井くんと、
「二階堂くんだよ、」
正直に言ったらなぜか最後の二階堂くんという名前にピクンって、眉毛が吊り上がるお兄ちゃん。
「・・・二階堂?聞いた事ねーなー。」
こわっっっっ。
「さ、最近、異動してきた人だからかな?」
「・・・へー。今度連れてきて?」
だからなんっでそうなんのっ。
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Haru(プロフ) - たいやきさん» ありがたきお言葉ー!(T_T)必ずや必ずや、完結致します!励みになります!頑張ります(>_<) (2019年10月20日 15時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
たいやき(プロフ) - こちらの作品、大好きで、いつも更新楽しみにしています!!!完結できますよう、心から応援しています!!頑張ってください! (2019年10月20日 13時) (レス) id: 2edd79c1bf (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - moraさん» ねぇ。どえむには堪らん表情よっ。次からは北山さんオンパレードにするつもりなんでご期待くださーい♪ (2019年10月18日 19時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nanacoさん» よ、よかった。面白いって言って貰えて(笑)nanacoちゃんみたいにサクサク書けたらいいんだけどなぁ(--;) (2019年10月18日 19時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
mora(プロフ) - きたっ!北山さんきたっ!優しい声で無表情!されたーい! (2019年10月17日 23時) (レス) id: daf44fdab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2019年7月29日 19時