オレの妹の恋愛事情。

１０ 宏光side ページ11

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焼き鳥は美味いっ。
ルミは可愛い！




でも･･････、




「大倉、マジであいつっ、俺はAだけは止めろってこの前言ったのに完全無視しやがってっ。」


「もうー、宏光まだ言うの？大倉さんならいいじゃん？Aちゃんの相手。」



「嫌だよっ。あいつが大学時代どんだけ遊んでたか、おまえよく知ってんだろ？」



「･･･知ってるよ。ちなみに宏光がどれだけ遊んでたかもね。」







･･･そこ今関係なくね？



大学で同じサークルだった俺達。
俺達が四回だった時にルミは新入生で入ってきてルミは大倉の事もよく知ってる。




「よく俺が遊んでたって知ってておまえも俺と付き合う事オッケーしたもんだな？」



「だって、大学卒業して久しぶりに見た宏光が超スーツ似合っててやばかったんだもん。」





･･･おまえも社会人三年目だったよな。



まだ十代だった、あんな幼いイメージだったルミが
六年ぶりに再会したらめちゃくちゃいい女になってて焦ったわ。



だから速攻告白したらあっさりオッケー貰えたんだ。





「だからさ？大学の時例え遊んでたとしても今の宏光みたいに私と付き合って更生出来たんだから大倉くんだってわかんないよ？」




更生って。
でも確かに俺はルミと付き合って浮気なんかもちろんしないし、こんなに長く付き合ってる子は初めてだ。



でもだからって！





「大倉の素性なんか信用出来るかっ。」



「･･･っていうかAちゃんの相手は誰だって信用出来ないんでしょ？」



「･･･そうとも言う。」



「そんな事言ってると、Aちゃん幸せ逃しちゃうんじゃない？可哀想だよ。」



「うるせっ。かわいそーなわけあるかっ。」




こんなに守ってやってんのに。




「ねぇ？Aちゃんて本当に彼氏いた事ないのかな？」



「あっ？喧嘩売ってんのかっ？いた事ねーよっ。」



「そうかなぁ？あんな可愛いのに清廉潔白とかありえなくない？」



「それがありえんのっ、うちの妹に限っては！」




はいはいってルミの呆れ顔も見慣れたもんだ。





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