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ベットに座ってから
立ち竦む俺を見上げてふふって笑うA。
さっき会ったばかりの男とすぐホテル来ちゃうのも慣れてるように見えてイラっとした。






「なぁ?おまえさ?誰とでもこういう事すんの?」


「こういう事ってー?」


「・・・こういう、事だよ、」





Aの隣に座ってすぐに唇を塞ぐ。
こっちから聞いた癖に、聞きたくないって思ってしまって・・・




Aの唇が気持ちよくて
話を遮るつもりだけだったのに夢中で求めてしまう。



お互い息を荒くして見つめ合った時
絶対今夜だけで終わらせないって強く思った。



この行為で俺の気持ちが伝わるように



実際肌を合わせるとよくわかんない安心感みたいなのが生まれて、こんな事は初めてだった。






「好きだよ、」





甘い声を出して肩で息をするAに何度も言ったような気がするけど
とにかく二人とも夢中で、お互いの身体に溺れてた。





だから俺はAも俺の事、好きになったくれたんじゃないか?って勘違いしたんだ。



翌朝目を覚ました時
熟睡してる可愛いAを起こす事なくその日は休日出勤だったから早めにホテルを出た。



自分の名前と電話番号、”連絡待ってる”ってメモを残して。



どうして、連絡してくれるって信じ込んでたんだろう?



待てど暮らせどAからの連絡がなくて
三日経った時、これはもう二度と会えないのか?ってものすごく怖くなった。



あのバーにも週末必ず顔を出したし、
ないとは思ったけどよくAが彼と来てたバーにも行ってみた。




でも、やっぱり会えなくて・・・
その店のマスターにも大事なお客一人無くしたじゃねーかよってドヤされるし。




遊ばれたか。
どんな女に恋してんだっつの。




あの時間がまるで何もなかったみたいに毎日が過ぎていく。



こりゃ、彼女にしたとしても大変だったのかも
なんて都合良く考えようと努力してみるけど
俺はAがどんな女だってやっぱり好きな気持ちは変わんなくて途方に暮れるばかりだ。









「北山さん!今日は飲みに連れて行ってくださいよ?」


「あぁ?今日はちょっと寄る所あんだって。」




あからさまに俺にアピールしてくる後輩の川田。



その隙のないメイクと長い睫毛を見つめながらため息付きそうになる自分を必死で堪えた。



可愛いよ。川田。
でも悪いけど俺はおまえに魅力は感じないんだって。

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設定タグ:北山宏光 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます!なかなか接戦でしたがどれだけ投票が増えてもこれは浮動でした(笑)ご期待に添えるよう、頑張ってみます!♪ (2019年11月11日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こちらはワンナイト北山ver.になったのですね(^.^)そちらも捨てがたかったので嬉しい(^_^)楽しみにしております! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» どうしよう?早く続書かなきゃ(笑)なのにここへ来てなーんにも思いつかないという事態が!!どうしよ(笑) (2019年10月29日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - くぅぅー!!北山サイドもキュンキュンするーっ!!やっぱり会えない時間、みっくんはモヤモヤしてたのねー!次で終わるの淋しいけど、早く続きがみたいわ! (2019年10月26日 10時) (レス) id: 2eb65113c9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - れいさん» れいさーん♪寝る前に読んで興奮していただけてありがとうございます(笑)ようやく二人きりになって彼女にしてもらいました!ほんとね、もうあの記事がね、やばすぎて!一年の友達期間も楽しめそうだしそのどきどき感が堪らないーっ(興奮) (2019年10月24日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年7月4日 22時

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