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ひろくんの腕の中は温かくて
今まで知らなかったTシャツ越しに感じる匂い。
初めてひろくんに近付けたんだって涙が出そうになった。
「おまえ、すげーな。」
「･･･なに？」
「ずっと諦めずに俺に好きって言い続けたよな？」
「だって。好きだし。ひろくんも突き放す事しないからどこかで期待しちゃってたんだもん。」
「･･･知ってっぞ？Aの元カレとか元々カレとか。」
だよね。
私はだいたいいつも途切れずに彼氏がいたから。
隠す必要もないし結構堂々と彼と会ってたからほぼスクープされてたしね。
「もしかして、ひろくん、妬いてた〜？」
そんな訳ないけど聞いてみる。
「･･･妬いてた訳じゃないし、噂がどこまでほんとかってのもわかんなかったけど。Aはちょっといいって思った男はこうしてすぐ相手をその気にさせんだろな、とは考えたかな。」
「軽いね、私。」
間違ってはないかもだけど。
でもその度に私は本気で恋してるんだよ？
「だけど俺は元々、稲掛Aを女優さんとして尊敬してたし。どんな人柄かってのも興味あったし話してても楽しかったから。もっと内面を知りたいなって思ってた。」
「･･･うん。」
「そしたらブレずにずっと好きだって言ってくるし。その間他の男の影が見えるわけじゃねーし？しかも自分の仕事に集中してる時は俺の事なんか忘れてただろ？」
確かに。
「そういうのひっくるめて全部、いいなって思った。」
「･･････嬉しいよ。」
「これから忙しくなる俺の事も、きっと理解してくれるだろ？」
「それは、もちろん。」
「会えなくなるし、連絡も途絶えがちになるけど、ちゃんと俺はAの事、大切にするから。」
仕事論を熱く語るのと同じように
これから彼女になる私にもこうして熱く恋愛論？を語るひろくんはやっぱりウザイけど、とってもかっこいいよ。
こんな風に付き合う前から大切にする、
なんてまるでプロポーズを受けてるみたいで胸が熱くなる。
「ひろくん、好き。」
感情が高ぶって少し涙目の私。
そんな私を愛しそうに見つめた後
「俺も。」
短くそう言ってくれて
ひろくんの唇が優しく私のそれに押し当てられた。
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Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます！なかなか接戦でしたがどれだけ投票が増えてもこれは浮動でした(笑)ご期待に添えるよう、頑張ってみます！♪ (2019年11月11日 21時) (
レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こちらはワンナイト北山ver.になったのですね(^.^)そちらも捨てがたかったので嬉しい(^_^)楽しみにしております！ (2019年11月11日 20時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» どうしよう？早く続書かなきゃ(笑)なのにここへ来てなーんにも思いつかないという事態が！！どうしよ(笑) (2019年10月29日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - くぅぅー！！北山サイドもキュンキュンするーっ！！やっぱり会えない時間、みっくんはモヤモヤしてたのねー！次で終わるの淋しいけど、早く続きがみたいわ！ (2019年10月26日 10時) (レス) id: 2eb65113c9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - れいさん» れいさーん♪寝る前に読んで興奮していただけてありがとうございます(笑)ようやく二人きりになって彼女にしてもらいました！ほんとね、もうあの記事がね、やばすぎて！一年の友達期間も楽しめそうだしそのどきどき感が堪らないーっ(興奮) (2019年10月24日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年7月4日 22時
