You love me？

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晴れてひろくんの彼女に･･････！



･･･なってるのかな？



ようやくお家まで来て
リビングのソファに、所在なく座る。





「映画でも見るー？」



なんて言って、普段通りのひろくんはいったい何を考えて私をここに呼んだんだろう？



適当にレコーダーにブルーレイをセットして
私の隣に無遠慮に座ってくる。
その距離感はいつものお店の中とは違ってドキってするんだけど。



リモコンを操作しながらひろくんは何気ないように話しかけてきた。




「あのさ、俺、ドラマ決まったの。」


「そうなの？おめでとうー。」


「それ弾丸で一ヶ月で撮ったらさ、すぐに舞台稽古やんの。舞台も始まるんだ。」


「す、すごいスケジュールだね。」



私ならありえないよ。
断るね。そんなハードスケジュール。
しかも今、コンサート中だよね？





「だからさ、」




言いながら私に向き合うひろくん。
初めてちゃんと見つめられてる気がする。
私を、ちゃんと見てくれてるって感じてドキドキする。




「しばらく、もしかしたらメールの返事とか出来ないと思う。会える時間もないと思う。」


「うん。そうだね。集中しなきゃだしね。私もメール、控えるよ。」


「いや･･･、返事は出来ないけど、今まで通り、どうでもいいメール送り続けてくんない？」


「･････いいの？」


「毎日のルーティンが崩れたら嫌だろ？あったものが無いと調子狂うし。」


「だって･･･私だってドラマ入ってる時メールとかしなかったし。」


「･･･だよな。ちょっと寂しかったなぁ、あん時は。でもだからこそ気付けたかな？」


「･･･なにを？」





「Aの事が好きかもしんないって事。」





少し照れながらだけど真っ直ぐに私の目を見てそう言ってくれた。




「だから･･････付き合ってくれる？」



ずっと私が告白し続けてたのにも関わらず
ひろくんのそれはどこか自信無さげで不思議だ。



嬉しくて嬉しくて。




「よろしくお願い致します！」



深々と頭を下げた後
頭を上げるなり抱きしめられた。








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