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シャワー浴びる?と言われるまま、バスルームへ向かう。



少しフラついて北山くんに体を受け止められて
それだけでこれからの時間に気持ちが高ぶる。




久しぶりの北山くんの匂いと温もりに
やっぱりまた、泣きそうになった。




「ふらふらじゃん。やっぱり。あんま強くねーのな。」


「うん、ごめん、大丈夫だから行ってくるね。」




お酒はほんとは弱くはないの。
ただ、緊張しすぎて酔いが回ったのか
それとも北山くんにドキドキしすぎてふらふらしてるのか。




ただ、後者ならそれを悟られないようにお酒のせいに出来て良かった。






いくら深呼吸しても、ドキドキが止まらなくて
浅い息を吐きながらシャワーを済ませた。




バスローブを着て戻ると
灯りは一つになってて薄暗い部屋
北山くんは既にベットの中だった。




途端戸惑う。
なに食わぬ顔して北山くんの隣へシーツを捲って潜り込むという図々しい事をするのが、躊躇われるから。



そんな私の事もお見通しなのか
立ち竦む私に気が付いた北山くんは
早く来て、とさっきまでの笑顔は消して
射抜くように見つめられる。




うん、と返事をして一歩ずつベットへ。



ゆっくりと捲られたシーツの中に入ってく。
シャワーで熱くなった体が一気に冷える感覚に陥って
それと同時に頭も少し冷えていく。




我を忘れちゃダメだ。



これは、今だけ。
今だけの北山くんのおもちゃになるんだから。



期待しないで。
ただ、彼に抱かれてその後はまた日常に戻るだけ。



自分にそう言い聞かせてる最中で、不意に唇が塞がれて・・・



勘違いしそうなキス。


でも、勘違いしたら私はこの沼から這い上がれなくなってしまうから。



北山くんは優しいから


そして寂しがり屋さんで一時の彼女を求めてるだけだから



だからこんなに気持ちの入ったキスをしてくるだけ。




そう思いながら・・・・・・



でも、そのうちそんな思考すら遮断される程
今日の北山くんは激しく私を求めた。









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設定タグ:北山宏光 , Kis-My-Ft2   
作品ジャンル:恋愛
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Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます!なかなか接戦でしたがどれだけ投票が増えてもこれは浮動でした(笑)ご期待に添えるよう、頑張ってみます!♪ (2019年11月11日 21時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こちらはワンナイト北山ver.になったのですね(^.^)そちらも捨てがたかったので嬉しい(^_^)楽しみにしております! (2019年11月11日 20時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» どうしよう?早く続書かなきゃ(笑)なのにここへ来てなーんにも思いつかないという事態が!!どうしよ(笑) (2019年10月29日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - くぅぅー!!北山サイドもキュンキュンするーっ!!やっぱり会えない時間、みっくんはモヤモヤしてたのねー!次で終わるの淋しいけど、早く続きがみたいわ! (2019年10月26日 10時) (レス) id: 2eb65113c9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - れいさん» れいさーん♪寝る前に読んで興奮していただけてありがとうございます(笑)ようやく二人きりになって彼女にしてもらいました!ほんとね、もうあの記事がね、やばすぎて!一年の友達期間も楽しめそうだしそのどきどき感が堪らないーっ(興奮) (2019年10月24日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Haru | 作成日時:2019年7月4日 22時

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