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「久しぶりに会って、幻滅、とかなかったの？」
「ないない。ずっと成長してる姿は、写真で知ってたし。やっと生身に会えたって感じ。
･･･で、こうして抱き合えたらマジで幸せ。」
そう言って私の胸元に顔を埋めるひろくん。
・・・ドキドキする。
ひろくんの言葉やこうした仕草に。
「待っててくれてありがとな。」
くぐもった声で、聞こえるその声･･･
『俺、大人になったら絶対Aちゃんの事迎えに行くからっ。待ってて？』
引っ越す前、私にそう言ったあの日のひろくんの言葉を
しっかり、今、思い出した。
あの時嬉しかった気持ちも。
幼かったなりに私はひろくんと、結婚するんだってあの時漠然と思ったんだよ。
「っ、ひろくんっ、私、待ってたっ、」
私の言葉に驚いたように顔を上げて思い出したの？って。
「思いだした。今。」
すっかり忘れてたはずだったけど
私が誰にも恋出来なかったのはひろくんのこの言葉のせいなのかな？
「A、好きだよ、結婚して？」
間髪入れずプロポーズされてすかさず私も「うん、する。」って答えてた。
あの頃よりも大人になって逞しくなって、しかもかっこよくなってるひろくんに私はこれから初恋の続きを始めるんだ。
・
「お母さんーっ、ひろくんと、ひろくんとねっ？」
息急き切って母親に報告に行くも、なんて伝えようか迷う。
でもお母さんは嬉しそうに
「あんた達、上手く行ったんでしょ？やっぱりね。許嫁なんて酔っ払った親同士の口約束だったけど、しといて良かったわぁ。」
だって。かるっ、
でも、これは感謝しとかないといけないのかも。
「お母さん！私、ひろくんと幸せになるからね？」
愛してるも姫扱いもないけど。
大丈夫。
私はひろくんに恋してるっていう最強を手に入れたんだから。
でも、たまには甘やかしてね？
「もう一つの、許嫁の彼。」
Fin
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Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます！なかなか接戦でしたがどれだけ投票が増えてもこれは浮動でした(笑)ご期待に添えるよう、頑張ってみます！♪ (2019年11月11日 21時) (
レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こちらはワンナイト北山ver.になったのですね(^.^)そちらも捨てがたかったので嬉しい(^_^)楽しみにしております！ (2019年11月11日 20時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» どうしよう？早く続書かなきゃ(笑)なのにここへ来てなーんにも思いつかないという事態が！！どうしよ(笑) (2019年10月29日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - くぅぅー！！北山サイドもキュンキュンするーっ！！やっぱり会えない時間、みっくんはモヤモヤしてたのねー！次で終わるの淋しいけど、早く続きがみたいわ！ (2019年10月26日 10時) (レス) id: 2eb65113c9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - れいさん» れいさーん♪寝る前に読んで興奮していただけてありがとうございます(笑)ようやく二人きりになって彼女にしてもらいました！ほんとね、もうあの記事がね、やばすぎて！一年の友達期間も楽しめそうだしそのどきどき感が堪らないーっ(興奮) (2019年10月24日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haru
| 作成日時：2019年7月4日 22時
