※ ページ11
Aを見つけてから更に他の女なんてどうでもよくなってたし。
｢っておい。腕っ、｣
勝手に絡めてくんなっつの。
こうすれば男が喜ぶと思ってんのかな。
ふふっ、て計算された笑顔を向けられて内心うんざりして交差点の向こう側に視線を向けた。
・・・・・いんじゃん。
こんな所に？
Aの職場この辺だったのか？
一瞬目が合った気がしたんだけど気の所為？
とにかく川田の腕を振り払ってからまた付き合ってやっから、とかなんとか適当に言って帰らせた。
心臓がドクドクと音を立てる。
気付いてないの？
一ヶ月前ホテルに行った男の事なんて忘れちゃった？
めちゃくちゃAを見ながら歩いてるのに
真っ直ぐ前を向いて歩くAを見てると本当にあの時の出来事が嘘みたいだ。
なぁ？俺達いい感じだったじゃん？
話してても楽しかったし
俺はAの全部が好きだよ。
まだまだ知らない事も多いけどさ？
もっと知りたいって、ずっと思ってたんだ、
あの時のAの香りが少しだけ漂ってくる距離に近付いた時もう我慢出来ずにその細い腕を取った。
Aの体温を感じると一気にあの時の事が思い出されて堪んなくなった。
なんで俺だけなんだよ？
Aだっていい顔して俺に心開いてくれてたんじゃなかったの？
あの夜の行為まで蘇ってきて
完璧弄ばれたんだって思うと悔しくて･･･
横断歩道をAの腕を結構な強さで引っ張って渡る。
そんな驚く？
もう会いたくなかった？
｢俺、待ってたんだけど？｣
逆ギレ気味。
Aにしたら迷惑な話だ。
案の定、何言ってるの？って。
｢悪いけど、そういう事した相手と二回目、とかないから。｣
あっさりさっぱりしてんな。
結局体を重ねてもAの気持ちは手に入らなかったってことか。俺が思い上がってただけかよ。
でも、また会えたんだ。
本気だったって事ちゃんと伝えて玉砕したい。
ダメ元で、かっこ悪いけど前から知ってたって事を必死で伝える。
彼女になって欲しい子は目の前にいる、ってはっきりと言えたし。
ん？
つかなんで、俺が彼女いる事になってんだよ？
｢さっきの子、彼女じゃないの？｣
川田？･･････ちょっと待って。Aが面白くなさそうな顔してんだけど？
ちゃんと否定したのにまだつまんなそう。
その顔を見れば見るほど期待で胸がいっぱいになってきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1442人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Haru(プロフ) - みちこさん» ありがとうございます！なかなか接戦でしたがどれだけ投票が増えてもこれは浮動でした(笑)ご期待に添えるよう、頑張ってみます！♪ (2019年11月11日 21時) (
レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - こちらはワンナイト北山ver.になったのですね(^.^)そちらも捨てがたかったので嬉しい(^_^)楽しみにしております！ (2019年11月11日 20時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - nayuさん» どうしよう？早く続書かなきゃ(笑)なのにここへ来てなーんにも思いつかないという事態が！！どうしよ(笑) (2019年10月29日 16時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
nayu(プロフ) - くぅぅー！！北山サイドもキュンキュンするーっ！！やっぱり会えない時間、みっくんはモヤモヤしてたのねー！次で終わるの淋しいけど、早く続きがみたいわ！ (2019年10月26日 10時) (レス) id: 2eb65113c9 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - れいさん» れいさーん♪寝る前に読んで興奮していただけてありがとうございます(笑)ようやく二人きりになって彼女にしてもらいました！ほんとね、もうあの記事がね、やばすぎて！一年の友達期間も楽しめそうだしそのどきどき感が堪らないーっ(興奮) (2019年10月24日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Haru
| 作成日時：2019年7月4日 22時
