※ ページ26
・
「俊くんは優しいよね?」
「ありがと。」
「・・・でも、きっと誰にでも優しい。」
「・・・・・・そんな事ないよ。」
何が言いたいんだろう?
今日のAさんはいつもと雰囲気が違う。
「私、俊くんよりだいぶ年上だよね。」
「え?なに?今更。だいぶって事ないけど。」
なにかがおかしい。
俺はAさんの体を離して顔を覗き込んだ。
「もし・・・私が離婚しても、俊くんは私といてくれる?」
めちゃくちゃ言いにくそうに俺の顔を伺ってて・・・
そんな自信なさそうなAさんの顔を初めて見る。
それに・・・
「離婚・・・?」
それは俺にとってありえないくらい嬉しい話しだったけど、そんな事出来るの?って信じられない。
「独り身になった私と、一緒にいてくれる勇気、ある?」
「・・・どういう意味?俺はどんなAさんだって一緒にいたいって思ってるよ。」
「ほんとに?」
そう言うと既にもう涙はAさんの頬を伝っていてとめどなく溢れ出してた。
「歳上でなんの取り柄もないバツイチの私なんかとずっと一緒にいてくれるの?俊くん、優しいから無理して一緒にいようとしてくれるんじゃないかって。」
「ちょ、ちょっと待って?」
俺は体勢を整えてAさんと向き合った。
「まずは、Aさんはなんの取り柄もないなんて事ないじゃん?料理は上手いしいつも俺の話しニコニコして聞いてくれてさ?いつも一緒にいて嬉しいんだよ、俺。」
それに綺麗だし!ってなんだかわかんないけど必死で付け加える。
「それに・・・、バツイチ?なってくれるの?めちゃくちゃ嬉しいよ。俺だけのAさんになってくれるんだろ?」
なんだかんだ旦那とは離れられなくて
最終的に捨てられるのは俺だってずっと覚悟してた。
だからまさか離婚を考えてるなんて。
俺にとっては最高の状況なのに
なんでまだそんな悲しそうなの?
「私、若くして結婚したでしょ?家事する事しか脳のない人間なの。そんな私、退屈かもって。離婚するって決心したけどそのまま俊くんといていいか不安になった。何も無い私に俊くんが愛想尽かすんじゃないかって。」
・・・それで最近仕事探しに一生懸命になってたの?
・
1012人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Haru(プロフ) - やっぱりじゅんさんだったんですねー♪早速コメありがとうございます(^^)毎日読んで下さってるとは!!毎日更新頑張りたいです!こちらこそこれからもよろしくお願いします(^^) (2019年12月3日 14時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - こんばんは!遅くなってごめんなさい!そうです。青い鳥の方でもお世話になっております。Haruさんの作品は毎日読んでます!これからもよろしくお願いします (2019年11月30日 3時) (レス) id: dccac60caa (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - じゅんさん» じゅんさん♪間違ってたらごめんなさい、青い鳥のじゅんさんですか?だいぶ前に完結してるのにコメありがたいです(^^)しかし、私もやはりレッドが1番好きです(笑)←北山担なだけかもですが(笑) (2019年11月21日 23時) (レス) id: 476aea9d9a (このIDを非表示/違反報告)
じゅん(プロフ) - こんにちは!年上シリーズ大好きです。やはりレッドが私にはささります。北山さんに拗らせるの得意です♪(笑) (2019年11月21日 8時) (レス) id: dccac60caa (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - Haruさん» 拗らせてますね(笑)特にソロ活人は(笑)ただみっくんならどんな関係でも良いなあ(笑)このREDの彼女のように特定な関係じゃなくても良いとか思う。自由がなくなるのは嫌かも(^_^;) (2019年9月8日 23時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Haru | 作成日時:2019年5月27日 18時